【SEO担当者必見】Googleコアアップデートとは?

更新日:2022.04.20 公開日:2021.12.01

SEO・コンテンツ

サイトの運営やブログの執筆などをしている方にとって、Googleコアアップデートによる検索順位の変動は大きな脅威になることがあります。
しかし、今後どのようなコアアップデートが行われるかはGoogleしか知らないため、対策は難しいです。
そこで今回は、過去の主なコアアップデートの傾向を掴むことで、今後のコアアップデートにどう備えるべきかを解説していきます。
特にSEO対策をしている方には必見の内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。

Googleコアアップデートとは

Googleコアアップデートとは、Googleが検索アルゴリズムを見直し、ユーザーにとって使いやすくなるよう、大幅に改善するアップデートのことです。

小さな改善は日々行われていますが、コアアップデートによる大規模な変更は、事前告知がされたうえで、年に数回のペースで行われています。

コアアップデートが行われると、評価の基準が変わるため、検索結果に大きく影響します。順位が上がることもあれば、検索上位から圏外に飛ばされてしまう可能性もあるので、注意しなければいけません。

 

では、今後のコアアップデートで急に順位を落とさないためには、どのようなサイト作りを心がければよいのでしょうか。

まずはGoogleが過去にどんなコアアップデートを行ってきたのかを知り、Googleがなにを目指しているのかを考えてみましょう。

Googleコアアップデートの歴史

それでは、今まで主にどのようなコアアップデートが行われてきたのかを見ていきます。

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◆2011年2月:パンダアップデート パンダアップデートでは、ユーザーファーストで質の高いコンテンツが上位に表示されるようになりました。一方で、コピーコンテンツや自動生成されたコンテンツ、広告の多いサイトなどの低品質なサイトは大幅に順位が下げられました。

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◆2011年11月:フレッシュネスアップデート フレッシュネスアップデートでは、より最新の情報が上位に表示されるようになりました。最新の出来事や注目のトピック、定期的に発生するイベント、繰り返し更新されるものの場合に、このアルゴリズムが適用されます。ただし、そのキーワードで最新の情報が求められるとGoogleが判断した場合のみ、このアルゴリズムは適用されます。

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◆2012年4月:ペンギンアップデート ペンギンアップデートでは、ただ外部リンクを張り付けただけの質の悪いサイトが順位を大きく落としました。かつては、低品質な被リンクを集めることで上位表示させることができていましたが、このアップデートにより、そのような悪質なサイトは淘汰されました。

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◆2012年8月:パイレーツアップデート パイレーツアップデートでは、デジタルミレニアム著作権法に則り、著作権侵害を行っているサイトが順位を落としました。著作権侵害の申し立てが多いサイトほど、大きな影響を受けました。

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◆2012年9月:イグザクトマッチドメインアップデート イグザクトマッチドメインアップデートでは、検索キーワードがそのままドメイン名になっている完全一致ドメインのサイトが、評価されにくくなりました。

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◆2013年6月:ペイデイローンアップデート ペイデイローンアップデートでは、ローン・クレジット関連、アダルト・ポルノにおいて、過剰なスパムなどを実施していたサイトが順位を落としました。特定のキーワードが対象となったため、大半のサイトは影響を受けませんでした。

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◆2013年9月:ハミングバードアップデート ハミングアップデートでは、複数のキーワードに対して、個々の単語ではなく、検索フレーズ全体としての意図が重視されるようになりました。会話形式やあいまいな表現での検索に対しても、ユーザーが求めている検索結果が表示されやすくなりました。

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◆2014年7月:ピジョンアップデート ピジョンアップデートでは、今までは別のアルゴリズムで働いていたローカル検索(位置情報をもとにした検索結果)とオーガニック検索(通常の検索結果)が統合されました。その結果、地域情報に関わる検索結果の品質が向上しました。

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◆2014年12月:ベニスアップデート ベニスアップデートでは、位置情報が検索結果に影響するようになりました。ピジョンアップデートに似ていますが、ピジョンアップデートが地域情報に関わるワードの検索結果に影響したのに対し、ベニスアップデートではユーザーの位置情報が検索結果に影響するようになりました。

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◆2015年4月:モバイルフレンドリーアップデート モバイルフレンドリーアップデートでは、スマートフォンに対応していないサイトの評価が落ちました。スマートフォンが普及した現代では、スマートフォンでも快適にサイトを閲覧できるように、デザインや読み込みやすさなどを考慮する必要があります。

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◆2015年11月:インタースティシャルアップデート インタースティシャルアップデートでは、サイトを開いた際にページ全体を覆うような広告が表示されるページが順位を落としました。Cookieの使用確認や年齢確認など、必要なポップアップの場合は、ペナルティの対象外です。

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◆2017年12月:医療健康アップデート 医療健康アップデートでは、人体の健康に影響を与える情報やお金・生活に関わる情報において、有益性と信頼性が重要視されるようになりました。そのような情報はYMYL(Your money or Your life)と呼ばれ、根拠のない情報は低い評価を受けます。

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◆2018年7月:スピードアップデート スピードアップデートでは、Webページの表示速度が検索結果に影響するようになりました。表示速度が遅いと、ユーザーの利便性を損ねてしまい、離脱も多くなってしまうため、この要素が重要視されるようになりました。

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◆2019年10月:BERTアップデート BERTアップデートでは、人工知能(AI)を用いた自然言語処理技術により、人間の検索クエリをコンピューターが解析することで、今までは難しかった「文脈」の理解ができるようになりました。その結果、より関連性の高い検索結果が表示されるようになりました。

Googleコアアップデートへの対策

過去のコアアップデートの傾向からわかる通り、Googleはサイトの品質やユーザビリティなどを重要視しています。

今後のコアアップデートでも、ユーザーファーストなサイトが評価されやすくなっていくと考えられます。

そのため、以下の3点を意識したサイト設計を行うようにしましょう。

コンテンツの質を高める

コンテンツの質を高め、ユーザーが求めているものや、利便性を最優先に考えたページを作成しましょう。

コンテンツの質に関する具体的なガイドラインは、以下のサイトを参照してみてください。

 

E-A-Tを強化する

E-A-Tとは、「Expertise(専門性)」「Authoritativeness (権威性)」「TrustWorthiness (信頼性)」の頭文字をとって作られた造語です。

これらの要素を強化するためには、専門家などにコンテンツを作成・監修してもらったり、情報の根拠を明示することなどが有効です。

UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)を高める

UIとは、文字の大きさやフォント、デザインなどを含め、サイトの画面上で見ることができる情報の全てです。一方でUXとは、商品やサービスを通じてユーザーが感じることの全てです。

つまりUIやUXを高めるためには、ユーザーにとって使いやすくわかりやすいサイトを作る必要があります。

特に、スマートフォンに対応させたり、邪魔な広告を消したり、ページの読み込み速度を上げるといった対策が効果的です。

まとめ

Googleコアアップデートについて理解できたでしょうか。

コアアップデートの度に順位を大きく変動されないようにするためには、ユーザーのことを第一に考えたサイト設計を心がける必要があります。

今回解説した「コアアップデートへの対策」を、今後のサイト運営の参考にしてみてください。

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