画像引用:「あやしい彼女」公式サイト
日本でも評判の韓国映画「怪しい彼女」の日本版映画で、2016年4月1日に公開されました。73歳の頑固なおばあちゃんが、ある事をきっかけに20歳の娘に若返り、やり残したことをしようとする物語です。
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映画「あやしい彼女」のあらすじ
画像引用:「あやしい彼女」公式サイト
娘と孫が居る73歳のおばあちゃん・瀬山カツは、幼少期から戦災孤児として、大変な日々を過ごしました。早くに夫を亡くした彼女は、女手ひとつで娘・幸恵を育てます。
青春時代に好きなことはできず、散々苦労してきた彼女は、超毒舌で熱く説教をするおばあちゃん。しかし、孫の翼を可愛がる優しい一面もありました。
カツはある日、レトロな写真館を見つけます。思い切って写真館の中に入ったカツ。写真を撮ってもらうことになり、ワクワクしながらカメラの前に行きます。そして写真を撮り終わった後、彼女の身には、ある異変が起きていました…!
なんと、鏡に映る姿は若い頃の自分!突然20歳の頃に若返ってしまったのです!カツは、再び手に入れた若い時を楽しむために、ある決断をします。それは、今までできなかった事をとことん好きなようにやること。
娘や孫、幼馴染の次郎には内緒にしていたものの、その姿を次郎に見られたため、咄嗟に大島節子と名乗ります。
他人のフリをした彼女でしたが、そこから青春時代を取り戻す、第2の人生がスタートすることに…!
映画「あやしい彼女」の出演キャスト紹介
画像引用:「あやしい彼女」公式サイト
多部未華子(主人公・大島節子 役):1989年生まれ、女優。ドラマ「デカワンコ」、「私の家政夫ナギサさん」、映画「君に届け」などに出演しています。
倍賞美津子(節子の本来の姿・瀬山カツ役):1946年生まれ、女優。ドラマ「3年B組金八先生」、「下町ロケット」、映画「糸」、「護られなかった者たちへ」などに出演しています。
小林聡美(瀬山幸恵役):1965年生まれ。女優、エッセイストなど幅広く活躍中。ドラマ「神はサイコロを振らない」、映画「かもめ食堂」などに出演しています。
北村匠海(瀬山翼 役):1997年生まれ。俳優、歌手、モデルなど幅広く活躍中。ドラマ「仰げば尊し」、「グッドワイフ」、映画「東京リベンジャーズ」などに出演しています。
志賀廣太郎(中田次郎役):1948年生まれ、俳優。ドラマ「アンフェア」、「陸王」、映画「幕が上がる」などに出演しています。
要潤(小林拓人役):1981年生まれ。俳優、タレントなど幅広く活躍中。ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」、映画「キングダム」などに出演しています。
映画「あやしい彼女」の見どころ
画像引用:「あやしい彼女」公式サイト
20歳に若返った姿がレトロで可愛い
写真館に入る前、カツは有名な女優の写真を見つけます。映画の中でプリンセスだったその女優に憧れ、彼女のようになりたいと願っていました。
不思議な写真館で写真を撮ったことで、突然若返った彼女は、憧れの女優を意識したヘアスタイルやファッションを楽しみます。綺麗に若返った彼女は、いきいきしていてとても楽しそうです。
彼女のレトロな格好はとても可愛らしくて、見ていて真似したくなりました!最初は自分の若返った姿に驚いていたものの、すっかり楽しんでいる姿はとても微笑ましかったです。
元気に明るい彼女の行動は、見ていてウキウキワクワクします。おばあちゃんの時からアクティブでパワフルですが、若返った姿にも注目です!
若かりし頃の苦労とは…?
戦災孤児として、辛く貧しい幼少期や青春時代を過ごしたカツ。幼馴染の次郎とは二人三脚で歩んできました。次郎にとってカツは恩人で、誰よりもカツの事を想っていました。
しかし、彼女は違う男性と結婚してしまいます。その過去の出来事や、次郎の気持ちを思うと切なくなりました。夫を早くに亡くした彼女は、貧しい生活がずっと続きます。
映画の途中では、カツの過去がわかる回想シーンもたくさん登場していて、彼女のたくさんの苦労を思うと、胸が苦しくなりました。どれだけ辛くても投げ出さず、娘を立派に育てた姿はとても尊敬できます。
彼女が経験した辛い時代は、幼少期の頃から青春時代、母親としての生活まで全て細かく描かれています。全ての場面で、彼女の強い生き様が見れるので、ぜひ注目してご覧ください!
好きなように生きる彼女の新たな人生とは?
たくさん苦労してきたカツは、若返ったことをきっかけに、やり残したことを全てやろうとします。若い頃はオシャレをしたり、好きなことに時間やお金を使うことすらできませんでした。
そんな彼女は、カツであることを隠して大島節子と名乗ります。時々、カツだった頃のクセや喋り方が出てしまう節子。周りにカツであることがバレないか、見ていてドキドキしました!
歌うことが得意だった彼女は、街の商店街で開かれていたのど自慢大会に出場。そこで孫の翼と、イケメン音楽プロデューサーの小林拓人に目をつけられます。
聞く人全てを魅了するその歌声と、歌の才能があった彼女は、そこからさらに色々なことに挑戦します。彼女の素敵な歌声や、その後の出会いにも注目です!
映画「あやしい彼女」の感想
画像引用:「あやしい彼女」公式サイト
"あやしい彼女"の歌声に聞き惚れる
歌の才能と、綺麗な歌声をもつ節子。本当に中身がおばあちゃん(カツ)なのか、と疑うほどです。商店街で開かれていたのど自慢大会では、節子が歌うと誰も声が出ず聞き惚れている状態でした。
私も、節子が歌っているシーンでは綺麗で心のこもった歌声に感動してしまいました。節子を演じる多部未華子さんの歌唱力は本当に素晴らしかったです。
特に、劇中ではレトロな曲を歌うことが多いのですが、節子が歌う「悲しくてやりきれない」という曲が特に1番感動しました。
この曲を歌う時、節子は辛く貧しかった若い頃を思い出しながら歌います。涙を流しながら心を込めて歌う姿は、思わずうるっとしてしまいました。彼女が歌う昔懐かしい曲の数々には、心動かされること間違いなしです!
たまたまのど自慢大会の場に居た孫の翼は、売れないバンドマンなのですが、節子の声に一目惚れしてバンドにスカウトしようとします。それと同時に、耳が肥えた音楽プロデューサーも、節子の声には一目惚れしてしまいます。
聞く人全てを魅了する、節子の綺麗な歌声には注目してご覧ください!
バンドの活動に一生懸命な翼
売れないバンドの活動をずっと続けていた孫の翼。彼は、カツにお小遣いをもらったり甘えながら生活していました。
しかし、節子の歌声を聞いて、もう1度本格的にバンドの活動をスタートさせようとします。自分のおばあちゃんだとは知らずに近づく翼。彼女の歌声に聞き惚れたため、積極的にアプローチしている姿はとても面白いです。
翼は節子のことを、最初は近所の歌が上手なお姉さんだと勘違いしていました。果たして、自分のおばあちゃんだと知ったらどんな反応をするのか、想像しながら見るのもとても面白かったです。
節子をボーカルに迎え、路上ライブをするとたちまちバンドは人気急上昇!節子の歌唱力あってのものですが、他のバンドメンバーも日々努力してとても上達していて感動しました。
節子はバンドの方向性を思い切って変えたり、心に残る歌とは何かを常に考えながらバンド活動を支えました。彼女がバンドに加わってから、一気に人気になる翼たちのバンドには注目です!
おばあちゃんと孫のコンビでバンド活動をする姿はとても面白く、最後まで目が離せません!
若い頃の苦労や娘と孫への愛に感動
カツは若返ってから、その姿を家族に見られてはまずいと思い、身を隠していました。好きなことをしたいからしばらくは帰らない、と家族に連絡したカツ。
しかし、娘の幸恵にはとても心配されます。幸恵は、カツが今までの苦労自慢をするのがとても苦手でした。自分のせいで、母親は苦労してきたのだと、勝手に思い込んでいました。
この母と娘の関係性は、物語のラストに向けてとても重要なポイントとなっています。カツの若い頃や、幸恵を育てる時にどんな苦労があったのか、その真実を知って、切なくも感動しました。
カツが幸恵に対して、本当はどんな思いを持っていたのか、幸恵がカツに対してどんな思いを伝えるのか、なども注目してご覧ください。
また、カツは若返った節子の姿で娘や孫と出会ってしまいます。そこで彼らの本音を知ったり、思わず自分の本音を言ってしまったりします。カツであることがバレないようにしていたものの、本来の自分らしさが出てしまっていました。
そんな中で、娘や孫と真正面から向き合う姿には、とても感動しました。彼らの素敵な家族愛からは、最後まで目が離せません。
ぜひ、みなさんも映画「あやしい彼女」をご覧ください!
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