｢コララインとボタンの魔女｣は、2009年のアメリカ映画です。日本では2010年に公開されました。ニール・ゲイマンの児童文学作品が原作です。両親に不満を抱く少女が、ある時自分そっくりな人形に出会い、壁に封印された小さなドアから不思議な世界に迷い込む物語。
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アニメ映画｢コララインとボタンの魔女 3D｣のあらすじ
少女コララインは、ある時両親と共にボロアパートに引っ越して来ました。そこの大家の孫であるワイビーに、彼女は自分そっくりの人形をもらいます。
その人形は、目がボタンでできた少し不気味な人形でした。コララインは、ある日自分の部屋の中にある小さな隠し扉を見つけます。しかし、開けてみても何もありません。多忙を極める両親にかまってもらえず、常に不満を抱えていたコラライン。嫌気がさしベッドで寝ていると、あの隠し扉からしっぽの長いネズミが出てきて誘導されます。
導かれたコララインは、長いトンネルに続いていた扉を通っていきました。すると、たどり着いたのは何かが違う世界。料理ができないはずの母親が料理をしていたり、弾けないはずのピアノを弾く父親が居ました。さらに、父と母の目はボタンでできていて、不気味な雰囲気に不審に思ったコラライン。しかし、不思議な世界での両親は優しく、とても楽しいので何度も行き来してしまいます。
そんなコララインでしたが、ある時とんでもない事実を知ることになるのです…。
アニメ映画｢コララインとボタンの魔女 3D｣の吹き替え声優
榮倉奈々(コラライン役)：1988年生まれ。女優、タレント、ナレーター、ファッションモデルなど幅広く活躍中。ドラマ｢メイちゃんの執事｣、｢Nのために｣、｢東京タラレバ娘｣などに出演しています。
劇団ひとり(黒ネコ役)：1977年生まれ。お笑い芸人、司会者、俳優、声優、作家、映画監督など幅広く活躍中。映画｢八日目の蝉｣、｢青天の霹靂｣などに出演しています。
戸田恵子(ママ/ボタンの魔女役)：1957年生まれ。女優、声優、ナレーター、歌手、タレントなど幅広く活躍中。映画｢THE有頂天ホテル｣、｢ザ・マジックアワー｣などに出演しています。
山路和弘(パパ役)：1954年生まれ。俳優、声優、ナレーターなど幅広く活躍中。アニメ｢ワンパンマン｣シリーズ、｢進撃の巨人｣などに出演しています。
浪川大輔(ワイビー役)：1976年生まれ。声優、俳優、歌手など幅広く活躍中。アニメ｢アルスラーン戦記｣、｢鬼滅の刃｣、｢あひるの空｣などに出演しています。
アニメ映画｢コララインとボタンの魔女 3D｣の見どころ
不気味で不思議なな世界観が癖になる
この映画は、不気味な人形を手にした主人公が、違う世界に迷い込んでしまう物語です。ボタンの目の人形には独特の不気味な雰囲気があり、これからどんな事が起こるのか、というドキドキ感を味わえました。
1度見たら絶対に忘れられない、この独特の雰囲気が映画の魅力です。キャラクターのビジュアルや映像の綺麗さも、ダークな世界観とマッチしていて引き込まれました。
トラウマ級にゾワゾワするシーンもあるのですが、とても印象に残るダークファンタジーです。コララインが不思議な世界に迷い込んでいくシーンでは、自分も非日常的な空間に居るような感覚を味わえます。
怖いけどワクワクする、というなんとも言えない楽しさがあるので、ぜひ世界観には注目してご覧ください。
ボタンの魔女の狙いとは？
コララインが迷い込んだ不思議な世界では、両親はとても優しく、コララインに尽くしてくれます。
両親に不満があるコララインは、偽物の両親が居る都合のいい世界に、惑わされてしまいます。この世界の怪しさや危険な雰囲気に、見ていてハラハラドキドキしました。
実は、母親の姿をしているのがボタンの魔女で、彼女はあることを企んでいたのです。何か裏がありそうなボタンの魔女の姿は、見ていてとても気味が悪かったです。コララインが何をされてしまうのか、見ていてとても不安になりました。
果たして、コララインは一体どんな出来事に巻き込まれてしまうのか、注目です。
コララインとワイビーの黒猫
コララインは、引っ越してきた家の大家の孫と知り合います。ワイビーというその男の子は、可愛げのない黒猫を連れていました。
不思議な世界では、充実した家族の時間や、楽しい出来事ばかりで大喜びのコラライン。いつの間にかこの世界が大好きになっていました。しかし、不思議な世界ではワイ
そして、ワイビーにもこの家は危険だと言われてしまいました。実は、ワイビーの祖母の妹も、幼い頃この家で行方不明になっていたのです。色んな忠告を受けるコララインを見て、早く逃げ出して欲しいと思いました。
理想の世界だと思っていた不思議な世界に、一体どんな秘密が隠されているのか、注目です。ワイビーの祖母の妹が、行方不明になってしまった理由もこの家の謎に隠されています。
不思議な世界と現実世界を行き来し、コララインがその謎を解いていくので、先の展開に目が離せません！
アニメ映画｢コララインとボタンの魔女 3D｣の感想
帰りたいのに帰れない
現実の世界に不満があって、嫌気がさしていたコラライン。彼女は現実世界よりも、夢見心地のボタンの魔女がいる世界に依存しかけていました。
しかし、不思議な世界にずっと居るためには、目をボタンに変えなくてはいけないと、ボタンの魔女に言われてしまいます。急に怖くなったコララインは、ボタンの魔女から必死に逃げようとします。
ボタンの魔女から逃げ惑うコララインの姿を見て、逃げ切れるのかとても不安になるシーンです。このまま元の世界に戻れず、本当の両親に会えなかったらどうしよう、と見ている側も焦ってしまいました。
ボタンの魔女が徐々に本性を表していく感じが、見ていてとても恐ろしかったです。最初は優しかったのに、どんどん怖さが増していくので見ていて鳥肌が立ちました。
コララインは、この不気味な世界から逃げ出すことができるのか？！最後まで注目です！
取り残された幽霊たち
ボタンの魔女から逃げていたコララインでしたが、捕まって不思議な部屋に閉じ込められてしまいます。コララインは真っ暗な部屋の中で、3人の"ボタンの目をした子供たち"に出会います。
なんとその子達は、コララインのように現実世界から連れてこられて、逃げ出せずにいる子供達でした。しかし、その子達にはある大きな秘密があったのです。少し気味の悪い寂しそうな雰囲気に、見ていて鳥肌が立つシーンでした。
コララインもこの子達のようになってしまうのではないかと、見ていて不安になる場面です。ボタンの魔女は理想の世界を作り出し、コララインのように寂しい子達を狙っていたのでした。
人の寂しさに漬け込んで、小さい子の命を奪おうとする恐ろしい所業。ボタンの魔女の本性が怖すぎて、コララインが無事でいられるのか、とても心配になりました。
果たしてコララインは、ボタンの魔女の悪行を止めることはできるのか？！コララインはその後、大胆な行動に出るので最後まで目が離せません！
本当の家族との幸せ
行方不明になって閉じ込められていた子供の幽霊たち。その魂を解放するべく、コララインはある行動に出ます。しかし、ボタンの魔女によって本物の両親も捕らえられてしまいます。
日常や現実世界に不満を抱き、理想の世界に走ったことで、悲劇に見舞われるコラライン。果たして、両親を救うことは出来るのか？！最後まで目が離せません。
本来自分がいるべき場所、生きるべき世界を見失ってはいけない、ということをこの映画を通して感じました。コララインのように、現実に不満を抱える人も少なくないとは思います。コララインに共感できる場面も多いので、感情移入できるシーンもありました。
しかし、現実世界の両親との暮らしも、本当は幸せだったと気づくコラライン。現実での不満を全て両親のせいにしていましたが、そのせいでボタンの魔女に操られてしまったのです。
不満ばかり抱くのではなく、現実のありがたみや幸せに自分で気づくことも大切だと思いました。少し不気味で独特な世界観ですが、大切なことを教えてくれた映画です。
ぜひ、みなさんも｢コララインとボタンの魔女｣をご覧ください。
アニメ映画｢コララインとボタンの魔女 3D｣のVOD配信情報
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