画像引用元 「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」公式サイト
2021年にアメリカで放送されたドラマです。主演はタイタニックのローズ役で知られるケイト・ウィンスレット!彼女が演じる刑事・メアが、田舎町で起こる殺人事件、少女行方不明事件の真相に迫っていきます。
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「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」のあらすじ
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主人公のメア・シーアンは、アメリカの田舎町イーストタウンで暮らしています。町の住民はそれぞれがお互いの顔を知っており、家族ぐるみの付き合いをしている人がほとんどです。
メアは刑事をしていることもあり、知人や友人、近所の人達からもなにかと頼りにされています。
しかし…そんなメアでも解決できない事件がありました。去年、知り合いの娘が行方不明になったのです。
彼女は、できるかぎりの手をつくし必死で少女を探していましたが、1年がすぎても事件につながる手掛かりすら見つけられずにいました。
警察は、住民や少女の母親から責められ…遂に、町の外から優秀な若い刑事・ゼイベルを呼び、捜査に参加させることに。
自分の事件を横から奪い取られたようで、不機嫌なメアですが…。そんな中、少女が森の中で殺されるという事件が起こります。
1年前の少女失踪事件と関係があるのか?それとも全く別の事件なのか…。
メアは自身の私生活の問題に悩まされながらも、ゼイベルの助けを得て少しずつ事件の真相へと近づいていきます。
「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」のキャスト
画像引用元 「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」公式サイト
メア・シーアン役(ケイト・ウィンスレット)
1975年10月5日生まれ。イギリス出身。
アカデミー賞に過去7回もノミネートされている実力派女優。
2009年の第81回アカデミー賞では主演女優賞を受賞しています。
代表作は映画「タイタニック」「愛を読む人」など。
シボーン・シーアン役(アンガーリー・ライス)
2001年1月1日生まれ。オーストラリア出身。
「スパイダーマン:ホームカミング」
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」では
主人公・ピーターと同じ高校に通う女子高生・ベティを演じています。
コリン・ゼイベル役(エヴァン・ピーターズ)
1987年1月20日生まれ。アメリカ、ミズーリ州出身。
映画「X-MENシリーズ」の3作品でクイックシルバーを演じています。
またドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」では1人で6役を演じたことで
話題となりました。
「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」の見どころ
画像引用元 「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」公式サイト
ケイト・ウィンスレットの演技力!
映画「タイタニック」でヒロイン・ローズ役を演じたことで知られているケイト・ウィンスレット。この作品では、彼女の優れた演技・さまざまな表情をじっくり味わうことができます。
実の母親との子どもっぽいやりとり、息子のことを思う繊細な場面、頼りがいある刑事の顔…。感情をおさえた静かな表情から怒りを爆発させる演技まで、女優としての彼女のあらゆる顔を見られます。
彼女が微笑めば見ているこちらもホッとしますし、彼女が息をひそめる場面では、こちらまで緊張して息苦しくなるほど…。
彼女の演技に引き込まれ、物語を実際に体感しているような感覚を楽しめるんです。
登場人物全員が容疑者!?
メアが町の人々と交流する姿や、その時々の会話から、大体「この人はこういう人なのかな?」というのが理解できます。
でも、彼らはみんな、メアに見せている以外の別の顔を持っているのです。町の住人はもちろん、メアと同居する実の母親や娘さえも…。
実際の人間でも、複数の顔を持っていたり、人によって対応を変えたりするというのは当然のことなのですが…。ドラマでここまで細かく心理描写をしたり、ささいな脇役の感情、表情を細かに見守る作品はそうありません。
事件以外のことでも、町の人々に色々な悩みや事情があること、主要人物以外の人達も、同じ町で確かに生きているんだということが伝わってきます。
そして、意外な脇役が事件の重要なカギを持っている場合も…。
「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」の感想
画像引用元 「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」公式サイト
どの年代でも共感できる悩み
親子関係、シングルマザーの悩み、夫の不倫、親権問題、学校でのトラブル、交際のもつれ…。メアだけではなく、登場する誰もが悩みや問題を抱えています。
その悩みが、どれもものすごくリアル!
10代の若者からメアの親世代まで、登場人物の誰かひとりには必ず共感できそうなほど、様々なタイプの悩みが扱われています。
それでも、主人公のメアをはじめとしたこの町の人達は、お互いに支え合いながら、どんなに悲しいことがあっても人生を続けていくのです。
辛い現実や自分のやってしまったことから逃げ出そうとする人はいますが、結局は逃げずに、みんなそれぞれ自分の現実に向き合っていきます。
そんな彼女達の姿に、勇気づけられる人もいることでしょう。
事件は簡単には終わらない…
物語の中盤を過ぎた辺りでひとまず、一区切りとなる出来事が起こるのですが…それで一件落着!とはなりません。
むしろ、そこからこのドラマの本当の物語が始まるのです。今まで見せられてきた町の人々のちょっとした問題や悩みが、思わぬ形となってあらわれてきます。
序盤では想像もしなかった人が事件に絡んできたり、意外な人同士が裏でつながっていたりもして、そこが本当に面白いんです!
様々な問題はありつつも穏やかな序盤、物事が慌ただしく動き出す中盤、そして事件の真相が明かされる終盤…どの場面も味わい深く、目が離せません。
大人向けのサスペンス
この作品はドキッとしたりハラハラさせられるシーンは多数ありますが、サスペンスとしては決して派手なタイプのドラマではありません。
しかし、落ち着いた演出と丁寧な人物描写によって、人生の悲哀や寄り添ってくれる人の温かさがじんわりと伝わる物語に仕上がっています。
じっくりと静かにサスペンスを楽しみたい方への、ちょっと大人向けのサスペンスといったところでしょうか。
物語の最後には、事件の謎が明らかになりますが…普通のサスペンス、事件物と違うのは、事件の真相を知ることだけがこの作品のすべてではない、という点です。
何人もの人生の物語を見せられ、人々の抱えていた事情を知り、ラストでは切なさもありますが、ずっしりとした満足感が得られる作品となっています。
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画像引用元 「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」公式サイト
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