画像引用元 「おいしい給食」公式サイト
2019年秋に放送されたテレビドラマ。学校の給食をめぐって、教師と生徒が「給食愛」をぶつけ合う学園コメディ作品です。給食大好きな中学校教師・甘利田幸男を市原隼人さんがコミカルに演じています。
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「おいしい給食」のあらすじ
画像引用元 「おいしい給食」公式サイト
舞台となるのは、1980年代の中学校。常節中学校の教師・甘利田幸男は、家で母が作る料理が少々イマイチなため、給食を楽しみに毎日出勤しています。もはや、給食のために出勤していると言っても過言ではないというほどに…。
そんな彼の担任している1年1組の生徒の中に、1人変わった男子生徒がいました。その生徒の名は、神野ごう。
甘利田は口には出さずにいましたが、なんとなくいつもニヤついて、緩んだ表情をしている彼のことが苦手でした。
そんなある日のこと、甘利田は大好きな給食の時間に、とんでもないものを目にします。あの神野が、給食のメニューにない『ソース』をこっそりと取り出したのです！
それは、彼が給食のおばちゃんに頼んで借りたものでした。
給食を愛する甘利田は、もともとの給食のメニューにないものを使う神野に衝撃を受け一度は「なんてことを！」と思うのですが…。考えてみれば、その日のメニューには、ソースがあればよりおいしく食べられるという献立でした。
それから甘利田は、給食の度に神野がどういう行動をとるか観察するようになります。
あるときはタルタルソース、また別の日には大きめのお皿を持ち込んでいたりと、その日の給食をよりおいしく食べるため、神野はあらゆる手を使い甘利田を驚かせるのです。
「おいしい給食」のキャスト
画像引用元 「おいしい給食」公式サイト
甘利田幸男役（市川隼人）
1987年2月6日生まれ。神奈川県出身。
10代の頃から活躍している俳優ですが、以前とは体系も雰囲気も変わり
現在ではがっちりした体系で大人の魅力あふれる演技を見せています。
代表作は映画「リリィ・シュシュのすべて」ドラマ「おんな城主 直虎」など。
御園ひとみ役（武田玲奈）
1997年7月27日生まれ。福島県出身。
2015年実写版映画「暗殺教室」で女優デビューするまでは
モデルやグラビアアイドルとして活躍していました。
代表作はドラマ「監獄学園-プリズンスクール-」映画「真・鮫島事件」など。
神野ごう（佐藤大志）
2006年7月14日生まれ。東京都出身。
小学生ユニット「スタメンKiDS」のメンバーです。
2020年公開の映画「劇場版 おいしい給食 Final Battle」でも今作と同様
神野ごう役を演じています。
「おいしい給食」の見どころ
画像引用元 「おいしい給食」公式サイト
おいしそうな給食メニューが次々登場！
給食は地域や時代によっても実施率に差があると思いますが、中学生時代毎日給食を食べていたという方はかなり多いと思います。
このドラマは、そんな「給食」が主役！ソフト麺とミートソース、春雨サラダ、クジラの竜田揚げ、牛乳に混ぜるミルメークや冷凍ミカンなど、思わず「懐かしい！」と感じるような、給食ならではのメニューがたくさん登場するんです！
今、学校で給食を食べているというお子さんや、給食から離れて何十年という大人の方でも一緒に見られる作品になっています。
「これ食べたことある！」「今の給食にはこんなのないよ～？」などとお子さんと話しながら、見てみるのも楽しそうですね。
キュートでコミカルな市原隼人が見られる！
10代の頃は、小柄でかわいらしい顔つきだったため、ピュアな少年役がぴったりだった市原隼人さんですが、大人になってからは体型も変わり、すっかりイメージチェンジされていますよね。
しかし、このドラマではそんながっちり体型で大人な雰囲気の市原さんが、給食に夢中になっていて、すごく可愛い一面を見ることができるんです。
物語の舞台となっている常節中学校では、給食前に校歌を歌うことになっているのですが、給食を楽しみにしている市原さん演じる甘利田先生はもう歌の時点からウッキウキ！
甘利田先生はいつも「大人である自分がここまで給食を楽しみにしていることを周囲に悟られてはいけない…」と思っているのですが…嬉しさが隠しきれておらず、先生は歌に合わせて笑顔で腕を振っちゃってるんです。
他にも、給食のメニュ一品一品に心の中でコメントをして味わいながら食べたり、思わず妄想を膨らませたりと、給食を前にした甘利田先生のシーンは全部がキュート！そして、そんな先生の熱すぎる『給食愛』が笑えるんです。
最近の市原さんの大人の雰囲気・魅力があるイメージと甘利田先生は真逆のキャラクターですが、そんなコミカルな演技が意外にもよくハマっています。
「おいしい給食」の感想
画像引用元 「おいしい給食」公式サイト
給食にすべてをかける甘利田先生と神野が最高！
この作品で何よりも面白いのは、甘利田先生の給食にかける情熱なんですが、そこに生徒の神野が絡むことで物語も甘利田先生も面白さが倍増します！
今までになかった斬新な方法で給食を楽しむ神野の行動に動揺したり、大興奮する甘利田先生が一番笑えるんです。
最初は「この生徒のことが苦手だ…」と言っていた甘利田先生ですが、こうして神野と給食バトル（！？）を繰り返していく内に、やがて彼のことを「自分と同じレベルで給食を楽しむ仲間」として、認めていくようになります。
そして、最終話では思わぬ共闘シーンも！爆笑しつつも、給食のために必死で行動する甘利田先生と神野の姿にちょっと感動すらさせられてしまいました。1980年代だからこその給食事情もあり、ちょっとほろりとさせられる場面もありますよ。
中学校生活が懐かしく思える
避難訓練、部活動、授業参観、外で絵を描く授業…大人になった今では、ドラマの中で自然と鳴り響く学校のチャイムさえも、どこか懐かしく感じさせられます。
また、ドラマにはなぜか牛乳のフタを山ほど集めている生徒やちょっと調子に乗った目立ちたがり屋の子、しっかりものの女子生徒など「自分の中学時代にも同じような子がいたなあ」と思うような生徒たちも登場するんです。
そんな生徒たちや学校生活のシーン、給食メニューとともに自分の中学時代のことを久しぶりに思い出しました。
このノスタルジーは、現役中学生や幼いお子さんではちょっとまだ理解できないものかも知れません。でも、ちょっとお疲れ気味の大人の皆さんにとっては、懐かしかったり、ほっとさせられるものがあることでしょう。
給食に関する小ネタもあり！
このドラマでは美味しそうな給食が登場しますが、ただ出てくるというだけではなく、身近なメニューの意外な小ネタ知識も語られているんです。
例えば…ソフト麺の正式名称をご存知でしょうか？正解は「ソフトスパゲッティ式めん」というそうです。
この他にも「八宝菜は、誰からどうやって日本に伝えられたのか？」「給食に出る焼きそばのキャベツはどうして多いの？」「冷凍ミカンが作られるようになった理由と作り方は？」など、その日の給食のメニューに関する小ネタ知識が甘利田先生によって語られます。
それが誰でも知っているような単なるあるあるネタではなく「え！そうだったの！？」とちょっと驚かされるレベルの内容になっているんです。笑いながらも勉強になるところも、このドラマの魅力の一つです。
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