画像引用元 「スパイダーマン：スパイダーバース」公式サイト
人気アメコミ『スパイダーマン』のCGアニメーション作品です。日本では2019年3月に公開されました。マーベル・コミックの原作に関わってきたスタン・リーが製作総指揮として参加しています。
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「スパイダーマン：スパイダーバース」のあらすじ
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ニューヨークのブルックリンに住む少年マイルス・モラレスは、警察官の父親の強い勧めで名門私立学校に転校することになります。しかし、彼は寮生活、新しい学校の校風や生徒達になじめず、残念ながら学校では浮いた存在に…。彼は元の学校に戻りたいと願っていましたが、父親も教師も、マイルスの話をまともに聞いてくれませんでした。
そんな彼の趣味は『グラフィティ（スプレーなどを使って壁に絵を描くこと）』。転校後は、信頼する叔父のアーロンに会いに行って話を聞いてもらったり、グラフィティをすることが彼の唯一の楽しみとなっていました。
ある日、叔父から絶好のグラフィティポイントを教えてもらったマイルスは、早速スプレー缶を取り出し、グラフィティを始めたのですが…。そのグラフィティの最中に、彼はおかしな色をした蜘蛛に噛まれてしまいます。
翌朝、マイルスは自分の身体に異変が起きていることを感じました。異常なほど発汗しており、音の聞こえ方もおかしくなっていたのです。更に、手にベタベタと物がくっつくようになり…やがて、自分が、漫画の『スパイダーマン』と似た能力に目覚めたことに気づきます。
「スパイダーマン：スパイダーバース」の声優
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シャメイク・ムーア（マイルス・モラレス／スパイダーマン役）
1995年5月4日生まれ。アメリカ、ジョージア州出身。
俳優、声優としての活動の他に音楽活動も行っています。
『スパイダーマン：スパイダーバース』の続編にも出演が決定しており
今回の作品と同様、マイルス・モラレスを演じる予定です。
代表作は、映画『DOPE ドープ！！』『クリスマスに降る雪は』など。
ジェイク・ジョンソン（ピーター・パーカー／スパイダーマン役）
1978年5月28日生まれ。アメリカ、イリノイ州出身。
俳優、作家、プロデューサーとして活動しています。
『スパイダーマン：スパイダーバース』の他にも声優の仕事を受けており
2020年のアニメ作品『Hoops』では、ベン・ホプキンスの声を担当しています。
代表作は、ドラマ『New Gir／ ダサかわ女子と三銃士』（ニック・ミラー役）
映画『ザ・マミー／呪われた砂漠の王女』（クリス・ヴェイル役）など。
ヘイリー・スタインフェルド（グウェン・ステイシー／スパイダーグウェン役）
1996年12月11日生まれ。アメリカ、カリフォルニア州出身。
コーエン兄弟が監督、製作総指揮をスティーヴン・スピルバーグがつとめた
映画『トゥルー・グリット』にマティ・ロス役で出演していました。
この作品に出演したことでいくつもの賞にノミネートされ
トロント映画批評家協会賞、シカゴ映画批評家協会賞など
助演女優賞を複数受賞しています。
「スパイダーマン：スパイダーバース」の見どころ
画像引用元 「スパイダーマン：スパイダーバース」公式サイト
スパイダーマンが何人も登場する！？
実写映画の『スパイダーマン』は、2002年のトビー・マグワイア主演の作品から始まり、アンドリュー・ガーフィールド、トム・ホランドと、ここ20年ほどの間に3人の俳優が演じている人気作品です。これまでの作品では、一つの作品につきスパイダーマンは1人しか登場しませんでした。
しかし、このCGアニメーション映画『スパイダーマン：スパイダーバース』では、なんと同時に『6人』ものスパイダーマンとスパイダーウーマンが登場して、大活躍します！マイルス以外の5人のスパイダーマンは、それぞれ別の次元からやってきたスパイダーマンで、敵のキングピンの企みを阻止するため、力を合わせて戦うのです。
黒いスパイダーマンコスチュームを着たマイルスをはじめ、スパイダーマン歴20年以上のベテラン、言葉を話す二足歩行のブタ、ロボットと一緒の女子高生、ハードボイルドな探偵風の男性、白いフードを被っている少女と、見た目も個性的！
今回の作品では「透明になる」なんてビックリな能力も見せてくれるスパイダーマンも登場します。実写映画の『スパイダーマン』作品ファンの方も、新鮮な気持ちで楽しめますよ。
日本語吹き替え版にも注目！
主役のマイルスを小野賢章さん、マイルスの師匠的存在のベテランスパイダーマンを宮野真守さん、スパイダーグウェンに悠木碧さんとメインキャラの3人を見ても、豪華な声優陣で驚かされます。加えて、大塚明夫さん、吉野裕行さん、高橋李依さんもスパイダーマンとして参加しており、他の脇役・悪役にも玄田哲章さん、甲斐田裕子さんなど有名な方が多数参加されています。
英語版でも、ニコラス・ケイジ、クリス・パインなど人気俳優が声優として参加しているので、時間に余裕のある方は、日本語吹き替え版、英語版とぜひ両方ご覧になってみてくださいね。
「スパイダーマン：スパイダーバース」の感想
画像引用元 「スパイダーマン：スパイダーバース」公式サイト
ポップでサイケな色づかいのCGアニメーション！
『スパイダーマン』の原作は、アメリカのコミックいわゆる『アメコミ』。この映画は、そんなアメコミを読んでいるかのように場面が切り替わったり、コミックのような文字の演出があったりと、見ているだけで楽しいCGアニメーション作品！ポップでサイケな色づかいもアメリカの作品らしく、インパクトがありました。
キャラクターの表情も滑らかで、身体の動きも俊敏。そして、画面のこちら側に飛び出してきそうなほどの迫力！
物語も「笑い」「ヒーローの悲哀」「善と悪の戦い」「シリアスシーン」「マイルスの成長」「家族愛」を交えてテンポよく進むので、ジェットコースターに乗ったように最後までワクワク、ドキドキで目が離せませんでした。
アカデミー賞長編アニメーション部門、ゴールデングローブ賞のアニメーション作品賞を受賞したというのも頷ける良作です。
マーベル・コミック作品では毎度おなじみですが、スタン・リーのカメオ出演やエンドロールの後に『おまけシーン』がありますので、どうぞそちらも見逃さずにご覧になってくださいね。
個性豊かなスパイダーマン達が熱い！
スパイダーマンが複数、しかも、動物だったりスパイダーウーマンも登場するというキャラクターの幅広さ、個性の強さが面白かったです。初めて映画のポスターを見た時には「3人のスパイダーマン？それとも別人格を持ったスパイダーマンが登場するのかな」と想像していたのですが、まさか3人以上出てくるなんて！
アメコミでは、更に多種多様なスパイダーマンが登場するそうですが…。実写映画のスパイダーマン作品しか知らなかった私は、この映画を見ただけでも、かなりびっくりさせられました！
また、実はそれぞれのスパイダーマン達に「スパイダーマンになった理由」がちゃんとあるというのも良かったです。スパイダーマン達のカッコよさをスタイリッシュに描きながらも、ヒーローの苦労や孤独に触れているのも印象的でした。
『スーパーパワーがあっても、即ヒーローになれるわけじゃない』
『本物のヒーローになるためには、乗り越えなくてはならないものがある』
そんなシーンやセリフが、いかにもアメコミ作品らしく、見ていて胸が熱くなりました。
人間的にも、スパイダーマンとしても一歩成長したマイルス。彼が続編の『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース（原題）』でどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみですね。
「スパイダーマン：スパイダーバース」のVOD配信情報
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