画像引用:「女神の見えざる手」公式サイト
2016年公開のアメリカのサスペンス映画です。「主任警部モース」や「シャーロック・ホームズの冒険」などの大人気ドラマシリーズも手がけた、ジョン・マッデンが監督を務めています。サスペンス好きの方は必見です。
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「女神の見えざる手」のあらすじ
エリザベス・スローンは政策の議決に影響を及ぼすとされる、有能なロビイストです。
ある議員から、銃規制法案を棄却に導くよう依頼を受けます。しかし彼女自身は銃規制に賛成派であるため依頼を断り、それどころか所属していたロビー会社を辞め、ライバル会社へ移籍してしまいます。
会社を移ったスローンは新たなチームを指揮しながら、劣勢ながらも賛成派の議員を増やすため、ロビー活動を繰り広げていきます。
「女神の見えざる手」のキャスト
画像引用:「女神の見えざる手」公式サイト
ジェシカ・チャステイン (エリザベス・スローン役)
1977年3月24日生まれ、アメリカ出身の女優。
TVシリーズ「ER 緊急救命室」に出演し、以降映画出演作ではアカデミー助演女優賞、主演女優賞にもノミネートされるなど、話題作にも多数出演されています。
マーク・ストロング (ロドルフォ・シュミット役)
1963年8月5日生まれ、イギリス出身の俳優。
イギリス国内でTV、舞台を中心に活躍し、「エンド・オブ・オール・ウォーズ」でハリウッド進出を果たします。悪役を演じることが多いですが、ディズニー映画「クルエラ」ではミステリアスな役どころを演じています。
ググ・バサ=ロー(エズメ・マヌチャリアン役)
1983年4月21日生まれ、イギリス出身の女優。
ロンドンのウェストエンド、ニューヨークのブロードウェイなどの舞台で成功を残しています。近年ではJ・J・エイブラムス製作総指揮のTVシリーズ「アンダーカバー」主演を務めるなど話題作にも続々と出演されています。
「女神の見えざる手」の見どころ
先のヨメない心理戦
画像引用:「女神の見えざる手」公式サイト
本作の見どころは、なんと言っても結末のヨメない心理戦。難しい言葉が飛び交う中、さらに繰り広げられる裏の裏の裏…をかく攻防戦。
銃規制の問題だったところを、自分への単独攻撃にシフトされたスローン。それすらをも逆手にとって、注目を集めた上で、懲役をも厭わず法案を通した戦略は、種明かしがされても尚、どこまでが計画されていたことだったのか、わからなくなるほどです。
まんまと彼女の戦略に嵌められます!スマホ片手にながら見しようもんなら、置いてきぼりを食らいますよ。
エリザベス・スローンのプロ意識
見るからに「仕事ができそうな美人」感を放っているスローンですが、その手腕はイメージ通り。
特に印象的だったのは、銃規制法案に賛成を唱えるスローンがその理由が問われ、「感情がないと議論ができないの?」と答えたシーン。
自分や身近な人が銃の犠牲になった、という悲劇的な過去や個人的な感情がないと、主張をしてはいけないわけではない。むしろロビイストとして、そういうルーツがなくても討論できないといけないのだと、プロ意識も感じました。
ポップカルチャーではないアメリカ文化
画像引用:「女神の見えざる手」公式サイト
ロビイストといった主人公の職業すら馴染みがない上、銃規制、TVでの討論会、聴聞会に法律など、ポップカルチャーではないアメリカ文化が盛りだくさんの映画です。
銃で襲われたエズメが、一般人に銃で守られるシーン。これは銃規制の賛否を大きく動かす事件に発展します。
「規制されていたらその一般人は銃を持っておらず、助からなかったかも」という反対派VS「その一般人は規制対象になる人物ではなく、持つべき人には銃が渡る」という賛成派。
一見、後者が優りそうな議論だと思うのですが、前者が票を集め有利に立ちます。銃社会ではない日本人にとっては、論じ慣れていないテーマだけに、見るたびに理解と考えの深まる映画です。
「女神の見えざる手」の感想
スローンの真意はいかに?
心理戦の巧妙さが売りの映画ですが、主人公スローンの心情についても印象的な作品です。
勝利のためには、親しい人が隠してきた悲劇的な過去も、全国放送で暴露してしまうなど、法案を通すためなら何をも厭わないスローン。感情のない冷徹な仕事人間と思いきや、実際には心を痛めている表情を見せたり、自分が刑を受けるときには、周りを巻き込まんとする策が見られ、スローンの真意が図りかねます。
どこまで心を痛めているのか、どこまでが本心で、どこからが野心なのか。最後の最後まで、手の内を見せてくれないスローンに魅了されます。
ファッションにも注目
画像引用:「女神の見えざる手」公式サイト
この作品、ただの気難しい法律映画ではありません。
女性陣が美しすぎる。なんといっても主人公のスローン。
白か黒のブラウスに、パンツスーツと、シンプルでカッコいいファッションは、綺麗な赤毛のボブと、真っ赤な口紅がよく映えます。
そこから一転、紫のブラウスに変わります。これは初めて法廷で偽証をしたときだと思われ、結果この偽証により刑を被ることになるのですが、スローンの心情や証言とファッションは関係がある模様。
細かく検証すればするほど、発見がありそうで何度見ても飽きない作品です。
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