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映画「ヴィクトリア女王 最期の秘密」の作品情報

2022年4月23日

※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。

画像引用元 「ヴィクトリア女王 最期の秘密」公式サイト

日本で2019年に公開された映画です。監督は、英国アカデミー賞を受賞した映画『クィーン』で知られるスティーヴン・フリアーズ。イギリスを代表するベテラン女優ジュディ・デンチがヴィクトリア女王を演じています。

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「ヴィクトリア女王 最期の秘密」のあらすじ

画像引用元 「ヴィクトリア女王 最期の秘密」公式サイト

1887年、ヴィクトリア女王の在位50周年の記念式典が開かれる少し前…。イギリス領となっていたインドから、アブドゥルとモハメッドという2人の男性がイギリスに向かう船に乗り込みました。彼らは、式典で女王の即位50周年を記念する特別な硬貨『モハール』の贈呈役として選ばれたのです。

アブドゥルは、この役目を「とても名誉なことだ」と胸を躍らせていましたが…。一方のモハメッドは「面倒な仕事を押し付けられた…」と渋い顔で、イギリスに向かいました。

硬貨を献上する際「ヴィクトリア女王とは、絶対に目を合わせるな!」と、イギリス側の王室関係者から、事前に何度もきつく言いつけられたアブドゥル。しかし、彼は女王を見つめ、また女王の方も彼の顔を見たために、女王と目を合わせることになってしまったのです!アブドゥルは落ち着いて穏やかに女王に対して微笑み、女王もまた黙って彼を見つめていました。

アブドゥルに興味をひかれた女王は、アブドゥルとモハメッドをしばらく従者として傍に置くことを決めます。女王の従者や親族達は眉をひそめましたが、女王は周囲の反応も気にせず、アブドゥルとすごす時間を生き生きと楽しむようになるのです。

「ヴィクトリア女王 最期の秘密」のキャスト

画像引用元 「ヴィクトリア女王 最期の秘密」公式サイト

ジュディ・デンチ(ヴィクトリア女王役)
1934年12月9日生まれ。イングランド出身。
これまで7度もアカデミー賞にノミネートされており
1998年の映画『恋におちたシェイクスピア』エリザベス1世役で
助演女優賞を受賞しています。
代表作は、映画『眺めのいい部屋』(エレノア役)
『007』シリーズの『007 ゴールデンアイ』から
『007 スペクター』までのM役など。

アリ・ファザル(アブドゥル・カリム役)
1986年10月15日生まれ。インド出身。
インドのボリウッドで活躍してる俳優です。
日本でも話題となった映画『きっと、うまくいく』に
主人公達の先輩であるジョイ・ロボ役で出演していました。
代表作は、映画『フックレーないない尽くしの男たち』(ザファル・バイ役)
『ワイルド・スピード SKY MISSION』(サファー役)など。

エディ・イザード(バーティー役)
1962年2月7日生まれ。イエメン出身。
俳優として活動を始める前はストリートパフォーマー、
スタンダップ・コメディアンとして知られていました。
2017年には自身がトランスジェンダーであることをカミングアウトしています。
代表作は、映画『オーシャンズ12』
『オーシャンズ13』(ローマン・ナイジェル役)
ドラマ『ハンニバル』(エイブル・ギデオン博士役)など。

「ヴィクトリア女王 最期の秘密」の見どころ

画像引用元 「ヴィクトリア女王 最期の秘密」公式サイト

ジュディ・デンチの演じるヴィクトリア女王

この作品でヴィクトリア女王役を演じているのは、イギリス出身の女優ジュディ・デンチ。『007』シリーズで、3代目となるM役を演じた他『恋におちたシェイクスピア』ではエリザベス1世役を演じており、イギリス国内に限らず、世界的にも知られる大女優です。

高潔で、威厳を感じさせるような重厚感ある演技を見せています。また、女王のちょっとお茶目なところ、気難しく周囲を振り回すようなシーンも、とても魅力的に演じているんです。

アブドゥルとの会話を重ねるごとに笑顔が輝き始め、目を少女のようにキラキラさせる表情は、序盤で見せていた顔とはまるで違っていて別人のよう!彼女のブルーの澄んだ瞳が、また美しく、その瞳の輝きや曇りが女王の心の内を表現しているようで、印象的でした。

ジュディ・デンチの繊細で丁寧な演技に、魅了される作品です。

ロケ地がすごい!

この映画には、実際にヴィクトリア女王が気に入っていたといわれる英国王室離宮のオズボーン・ハウスも登場します。オズボーン・ハウスを映画作品として撮影したのは、この映画が初めてとのこと!

また、世界遺産となっているタージ・マハルも登場するのですが、こちらも合成やCGではなく、実際にその場で撮影した映像を使っているそうなんです。

どちらも、撮影許可を取るのはきっと簡単ではなかったでしょうけれど…それだけ、監督こだわりの場所だったのだと思います。この作品が、色々な人の思いと熱が重なって、制作されたことが伝わってきますよね。

「ヴィクトリア女王 最期の秘密」の感想

画像引用元 「ヴィクトリア女王 最期の秘密」公式サイト

イギリス、インドそれぞれの装飾や衣装が素敵!

ヴィクトリア女王の衣装、アクセサリーに加え、周囲の王室関係者の女性達の衣装もクラシックな当時の雰囲気たっぷりでとっても素敵!この時代を舞台にした映画は、こうした衣装や王室のインテリア、お花を見ているだけでも見ごたえがあって楽しめますよね。

また、インドの場面も、賑やかで活気あるインドらしい魅力が詰まった映像で、見ていてワクワクさせられました。インドの街が映るシーンでは「香辛料の香りがこちらまでただよってきそう!」と感じるほど。

アブドゥルのインドの衣装や、彼の妻の衣装や装飾品も似合っていましたし、とても美しくて見とれてしまいました。ブルカを外し、アブドゥルの妻を初めて見た時、女王が「まあ!美しい人!」と思わず声をあげた気持ちも、よく分かるなと思いました。

ヴィクトリア女王とアブドゥルの関係

史実を盛り込んでいるといわれる作品ですが、女王のチャーミングさとアブドゥルのユーモアが良い具合に合わさって、堅苦しくなく、温みのある作品に仕上がっていました。無駄なシーンがなく全体のテンポも良いので、最後まであっという間でした。

女王とアブドゥルは、それぞれ女王と英国領の平民という立場で、あまりに身分が違いますが…。2人が、身分など関係なく人間として純粋に向き合い、お互いへの敬意を持って交流を深めていくところに、やはり胸が熱くなりました。

孤独な女王に優しく紳士的に寄り添うアブドゥル、アブドゥルの前では正直に自分の思いを語る女王。2人の友情のような、教師と生徒の関係のような、主従関係を超えた言葉では表現しきれない特別な関係が、温かくも、どこか切なくもありました。

その切なさの理由というのは…アブドゥルを見つめる女王の瞳に、わずかに恋心が混ざっているように感じられたからです。アブドゥルは、気づいているのかいないのか、あえて気づかないふりをしていたのか…。

恐らく、どんな場合であっても彼の態度は変わらなかったと思います。そんなアブドゥルの揺るがない誠実な人柄も含めて、女王は彼のことを気に入って、大事に思っていたのでしょうね。

こうして、見る人に想像させる余地がある作りになっているので、ぜひ実際にご覧になってどのように感じるのか、確かめてみてください。

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