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ドラマ「その女、ジルバ」のキャスト、あらすじ、感想まとめ

2022年4月29日

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画像引用元 ドラマ「その女、ジルバ」公式サイト

2021年1月に放送されたドラマで、主役の「アララ」こと笛吹新を池脇千鶴さんが演じています。原作は、第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞を受賞した有間しのぶさんの漫画『その女、ジルバ』です。

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「その女、ジルバ」のあらすじ

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もうすぐ40歳の誕生日を迎えるアパレル販売員・笛吹新。彼女は、付き合っていた彼氏・前園真琴と、近々結婚する予定だったのですが…。真琴が別の女性と付き合っていることが発覚!彼は、その女性と結婚することになったので、新に「婚約を破棄してほしい」と言い出したのです。

新は、結婚の話が消えた上、仕事も華やかな販売員から倉庫勤務に変わり、絶望的な気分で40歳の誕生日を迎えることになってしまいます。

そんな憂鬱な気分を引きずったまま会社に向かう途中、新は、公園で年老いた女性を目にします。仕事の時間が迫っていましたが、老後の自分とその女性が重なって見えて、どうしても放っておけず…。新はその女性に話しかけ、飲み物を買って渡します。

実は、この時、彼女が助けた女性『くじらママ』との出会いが、新の人生を大きく変えることになるのです。

「その女、ジルバ」のキャスト

画像引用元 ドラマ「その女、ジルバ」公式サイト

池脇千鶴(笛吹新・アララ/ジルバ役)
1981年11月21日生まれ。鹿児島県生まれ、大阪府育ち。
1997年のオーディション番組『ASAYAN』がきっかけとなり芸能界へ。
日本アカデミー賞優秀主演女優賞など、これまでに多くの賞を受賞しています。
代表作は、映画『猫の恩返し』(吉岡ハル役)『ジョゼと虎と魚たち』(ジョゼ役)
ドラマ『ほんまもん』(山中木葉役)『タイトロープの女』(十倉由梨役)など。

草笛光子(くじらママ/久慈きら子役)
1933年10月22日生まれ。神奈川県出身。
日本を代表するベテラン女優の一人です。
現在でも圧倒的な存在感と華やかさを放っており
ドラマ『この女、ジルバ』での演技、歌も話題となりました。
代表作は、映画『犬神家の一族』(犬神梅子役)
『老後の資金がありません』(後藤芳乃役)
ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(山口政子役)など。

品川徹(マスター/蛇ノ目幸吉役)
1935年12月14日生まれ。北海道出身。
80歳を過ぎても現役で活躍しているベテラン俳優です。
NHKの大河ドラマから、サスペンス、特撮ドラマなど
幅広いジャンルの作品に出演しています。
代表作、映画『龍三と七人の子分たち』(早撃ちのマック役)
ドラマ『白い巨塔(2003年版)』(大河内清作)
『相棒』シリーズ(田丸寿三郎役)『鎌倉殿の13人』(源頼政役)など。

「その女、ジルバ」の見どころ

画像引用元 ドラマ「その女、ジルバ」公式サイト

「四十(シジュー)」以上でも魅力的な登場人物!

このドラマは池脇千鶴さん演じる主人公の草笛新(源氏名・アララ)が「遂に40歳になってしまった…」と、将来を悲観しているところからスタートしますが…。『BAR オールド ジャックアンドローズ』で働くことになり、くじらママをはじめ余裕で40歳を超えている大人の女性達と出会い、人生も考え方も前向きに変わっていきます。

そんな新が出会う「ジャックアンドローズ」で働く女性達が本当に素敵!それぞれの女優さんから、年齢を重ねてきたからこそ出せる美しさ、説得力と迫力のある「美」を感じます。

また、皆さんキレイなだけではなくて、キラキラとした少女のような目の輝き、ちょっとした場面のセリフや仕草がとってもキュート!同性でも憧れてしまうような、可愛さと美しさを兼ね備えているんです。このお店に多くのファンがいるという設定も違和感なく、納得できます。

バーで働くマスター役の品川徹さんもダンディーで、これまた素敵!大人の男性の落ち着いた雰囲気、新やくじらママ、落ち込んでいる女性に、そっと寄り添う紳士的なところも魅力的です。

見た目だけでなく、女優さん、俳優さん達の内側からにじみ出ている人間的な深みと、美しさも感じられる作品となっています。

過去と現在が複雑に絡み合う物語

明るく、楽しくお客さん達を元気にするのが「ジャックアンドローズ」のモットー!ですが…。実は、このお店をはじめた先代ママ・ジルバには、戦争や身内が絡んだ哀しい過去があったのです。また、ジルバからこのバーを受け継いだくじらママの過去にも、今の華やかな姿からは想像できないような辛い過去が…。

そんなジルバやくじらママ、マスターが経験した戦中、戦後の話に加え、このドラマでは福島県出身の新、また彼女の家族を軸に、東日本大震災や復興についても語られています。

それだけに重みのあるセリフ、場面もありますが、そのすべてにちゃんと意味があるんです。そして、見終わった後で「生きること」「命」を意識させられるようなお話になっています。

「その女、ジルバ」の感想

画像引用元 ドラマ「その女、ジルバ」公式サイト

年を重ねるのが楽しみになる!

放送当時のCMで流れていた「女は四十(シジュ―)から!」というセリフを聞いて「それはまあ、やっぱり女優さんだから…」と、ドラマを見る前は、思っていました。でも、騙されたつもりで見はじめたら、年齢に関係なく美しく輝く女優さん達に一気に魅了されて、ドはまりしてしまったんです!

正直、今までは、一つ年を取ることさえも「ちょっと怖い、嫌だな…」と思っていたんですが、80歳をすぎた草笛光子さんや草村礼子さんの素敵な笑顔を見ていたら、そんな気持ちは一気に吹っ飛んでいきました!

「もっと明るい色の服を買ってみようかな」「年を重ねるのは怖いことじゃないし、むしろちょっと楽しみかも!?」と、前向きな気持ちになったりもして。新や、お店のお客さん達のように、私もくじらママ達に元気を分けてもらえたような気がしました。

池脇千鶴さんの演技

新役の池脇千鶴さん、くじらママ達と出会う前と後では、表情、姿勢すらも全く違うんですよね。最初は本当に40歳にして既に人生にくたびれきった女性…という感じなんですが、あのバーで働くようになってから、生き生きと輝き始めます。

また、ジルバ役と新役の時の雰囲気が違うことにも驚かされました。草笛光子さん、品川徹さんなど大ベテランの俳優さん達に囲まれながら、新(アララ)、ジルバをきっちり演じ分けていて、特にジルバを演じているシーンでは、目が離せませんでした。

「生きること」への熱いメッセージ

新、ジルバ、くじらママ、新の仕事仲間など、それぞれに過去・事情があるというのが、物語のスパイスになっていて考えさせられるシーン、セリフも多くありました。彼女達にそういった様々な過去があるからこそ彼女達の笑顔や「今を前向きに生きていること」が、より明るく光って、深くこちらの心に響いてくるんでしょうね。

また、震災、戦争というテーマを盛り込みながら、それらの過去を全部背負った上で「その先の人生を生きる」「希望」というメッセージを込めているところに、やはり一番感動させられました。

生きていること、実はそれだけで人は美しい。
辛くても悲しくても、生き続けていれば愛せる人達、愛してくれる人達に巡り会える。

今の時代を生きる私達に向けたそんな強いメッセージ、作り手のぬくもりと熱い思いを感じたドラマでした。

「その女、ジルバ」のVOD配信情報

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