画像引用元 映画「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」公式サイト
アメリカ生まれのハイスクールコメディ映画！日本では2019年に公開されました。監督は、この作品が長編作品初監督となるオリヴィア・ワイルド。彼女は女優としても活動しておりドラマ『The O.C.』にも出演していました。
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「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のあらすじ
卒業式を明日に控えた高校生のモリーとエイミー。2人は、恋愛やパーティーなどで遊び放題の他の同級生とは違って、良い大学、良い人生を送るためにとこれまで必死に勉強漬けの毎日を送ってきました。そのかいあって、無事レベルの高い大学に合格！これで自分達は、順風満帆な人生を送ることができると優越感に浸っていました。
しかし、卒業式前日になって、モリーとエイミーは信じられない事実を知ることに…。遊んでばかりで進路のことなど何も考えていないと見下していた同級生達が、実は自分と同じハイレベルの難関大学に合格していたり、誰もが知る有名企業へ就職することになっていると知ったのです！
モリーとエイミーは、自分達が勉強だけの高校生活を送ってきたことを後悔し、他の同級生が、遊びも勉強も要領よくこなして充実した高校生活を送っていたことにショックを受けます。
そして、2人は「最高にイケてる格好をして、卒業パーティーに参加しよう！」「自分達が面白いやつだってみんなに教えてやるんだ！」と、高校生最後の夜を楽しむため、家を飛び出すのですが…。
「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のキャスト
画像引用元 映画「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」公式サイト
ケイトリン・デヴァー（エイミー・アンツラー役）
1996年12月21日生まれ。アメリカ、アリゾナ州出身。
この『ブックスマート』での演技が高く評価され
英国アカデミー賞ライジング・スター賞にノミネートされました。
代表作は、ドラマ『アンビリーバブル たった1つの真実』（マリー・アドラー役）
映画『ショートタイム』（ジェイデン役）など。
ビーニー・フェルドスタイン（モリー・デヴィッドソン役）
1993年6月24日生まれ。アメリカ、カリフォルニア州出身。
女優デビュー作品は、2002年のコメディドラマ『My Wife and Kids』。
2017年にはブロードウェイデビューを果たし『ハロー・ドリー！』に出演。
ミニー・フェイ役を演じました。
代表作は、ドラマ『アメリカン・クライム・ストーリー』（モニカ・ルインスキー役）
映画『ネイバーズ2』（ノラ役）など。
ジェシカ・ウィリアムズ（ファイン先生役）
1989年7月31日生まれ。アメリカ、カリフォルニア州出身。
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では
ユーラリー・"ラリー"・ヒックス教授役を演じていました。
代表作は、ドラマ『Love Life』（ミア・ヒネス役）
映画『天下無敵のジェシカ・ジェームズ』（ジェシカ・ジェームズ役）など。
「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」の見どころ
画像引用元 映画「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」公式サイト
高校時代を思い出すようなリアルな作り
主人公のモリーとエイミーは、真面目で勉強ができることが取り柄の高校生。2人は、パーティーの誘いも断って勉強ばかりしているので、他の生徒からは「ガリ勉で真面目過ぎてつまんないヤツら」「付き合いたくない相手」と思われているんです。
監督は、人気ドラマ『The O.C.』『Dr.HOUSE』に出演していた女優オリヴィア・ワイルドで、彼女は見るからに「スクールカースト上位」にいたような華やかなタイプに見えますが…。スクールカーストでは、決して高い位置にはいないモリ―とエイミーのキャラクター設定・心理描写が、驚くほどリアルで繊細！
ちゃんと笑えるコメディ作品でありながら、自分の高校時代や若く未熟だった頃を思い出してしまうような、なんともいえない切なさ、ほんのりとした哀愁を感じる作品に仕上がっています。
個性豊かな主人公コンビ＆同級生達
話し方も見た目も迫力満点のモリー、モリーと同じくガリ勉で冴えない女子のエイミーに加え、奇抜な変わり者のジャレッド、演劇大好きなアランとジョージなど、この映画には個性豊かな高校生が多数登場します。
中でも、主役の2人の同級生で神出鬼没のぶっ飛びキャラ『ジジ』が一番のオススメ！実は、このジジを演じているビリー・ラードは、『スター・ウォーズ』のレイア姫役で知られるキャリー・フィッシャーの娘なんです。
ジジが登場するシーンは、とにかくおかしくて笑えました！日本人にもウケるタイプの笑いを生むキャラなので、きっとこの映画を見た方は、彼女から目が離せなくなると思います。
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に出演していたジェシカ・ウィリアムズが教師役で出演していたり、ドラマ『フレンズ』のフィービー役でおなじみリサ・クドローがエイミーの母親役で登場したりと、大人側の出演者も個性派揃いで、楽しませてくれますよ。
「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」の感想
画像引用元 映画「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」公式サイト
元高校生だった大人やコメディが苦手な方にも！
アメリカのハイスクールコメディというだけあって、若さ爆発でちょっとお下品なセリフやシーンもあります。それなのに、見終わった後は意外にもスッキリと爽やかな気持ちになっていたので、自分でも驚きました。
主役の2人が様々な失敗や苦労を乗り越えてようやくお目当てのパーティー会場にたどり着いてから、少しずつ映画の雰囲気が変わり、ちょっと切ないシーンになっていくんですが…そこが、すごく良いんです。終盤のこの映画の切なさは、かつて高校生だった大人世代には間違いなく響くものがあると思います。
「そうそう、高校時代ってこういうことあるんだよね…」という強烈な懐かしさを感じて、モリーとエイミーを抱きしめて一緒に泣きたいような、笑いとばしてごまかしてあげたいような気持ちにさせられました。コメディ映画を見て、まさかこんな気持ちになるとは…。
最初は、高校生の登場人物達とは年齢も離れているので、少し距離を開けて遠目から見ているような気持だったんです。でも、見ている内にいつの間にか、心をガッシリ掴まれていました。
高校時代の自分がもしニックのパーティーに参加していたら、どの位置にいて何をしていたかな…なんて考えてみるのも、楽しかったです。
アメリカのコメディ作品は、笑いのツボが合わないこともありますが、この作品は、素直に笑いながら楽しめました。元気がもらえるタイプの映画でもあります。
コメディ作品とは縁がないという方も、この映画にはぜひ食わず嫌いせずに挑戦してみてください。
先ほど、挙げたモリ―とエイミーの切ないシーンも良いのですが、ラストの卒業式シーンも感動的でオススメです！モリーのスピーチには、この映画のすべてが詰まっているように感じられて、思わず泣かされてしまいました。
「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のVOD配信情報
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