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「JUDY 虹の彼方に」のあらすじやキャスト、感想まとめ

2022年4月14日

※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。

画像引用:「JUDY 虹の彼方に」公式サイト

2019年、イギリスとアメリがで合作された映画です。
「オズの魔法使い」のドロシー役として有名になった人気子役ジュディ・ガーランドの晩年を描く、実話を基にした作品です。彼女の伝記映画としてはもちろんのこと、劇中の衣装や音楽も楽しめる作品となっています。

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「JUDY 虹の彼方に」のあらすじ

画像引用:「JUDY 虹の彼方に」公式サイト

ジュディ・ガーランドは「オズの魔法使い」で一躍脚光を浴び、子役として有名になります。その裏側では、大人たちに厳しく生活を抑圧され、薬漬けにされる実態がありました。

華々しいキャリアとは一転、大人になったジュディは今や家賃の工面にも困るほど、生活は荒れ果ててしまっています。精神的にも不安定になっていたところに、舞台のオファーが入ります。直前までできないと尻込みするも、一度舞台に立てば、当時の輝きを威厳を取り戻し、ステージを全うするジュディ。再度舞台に立つ苦悩、すりきり続ける精神、子供たちへの愛情など、人気子役ジュディ・ガーランドの晩年が描かれます。

「JUDY 虹の彼方に」のキャスト

画像引用:「JUDY 虹の彼方に」公式サイト

レネー・ゼルウィガー (ジュディ・ガーランド役)

1969年4月25日生まれ、アメリカの女優です。
日本でも有名な「ブリジット・ジョーンズの日記」で主人公役を演じています。しばらく映画界から離れた休養期もありましたが、本作ではアカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、輝かしいカムバックを果たされています。

ジェシー・バックリー  (ロザリン・ワイルダー役)

1989年12月28日生まれ、アイルランド出身の女優です。
可愛らしい表情をされていますが、本作では感情を内に秘めているような大人びた表情も魅せてくれます。1つ前の作品「ワイルド・ローズ」では劇中歌も歌いこなし高い評価を受けています。

「JUDY 虹の彼方に」の見どころ

晩年のみを描く伝記映画

子役として大スターとなった「ジュディ・ガーランド」の実話を基にした、伝記映画です。
ただ大スターであった子供時代は、本人の悲しき回想としてしか描かれず、本作で描かれるのは、すっかり落ちぶれてしまい家賃にも苦労するほどになった晩年のみ。一躍有名になり、脚光を浴びた子供時代がキラキラを描かれるかと思いきや、一貫して苦労の影がみえる晩年にスポットが当てられていたのが珍しいですね。絶頂期を描かないというのは、晩年の苦労がより浮き彫りになり、今までの伝記映画とは作品になっています。

キャバレー音楽を楽しめる

画像引用:「JUDY 虹の彼方に」公式サイト

この映画の魅力は、なんと言ってもショー。役作りを徹底し、ジュディ・ガーランドを再現したというレネー・ゼルウィガーの歌声のみならず、ショーそのものが楽しめます。
「トロリー・ソング」はバックダンサーもついて華やかで煌びやかなステージ。キャバレーというとこういうショーを思い浮かべますね。 
最後のステージで歌い上げる「カム・レイン・オア・カム・シャイン」はアップテンポな曲調で楽しめますし、ジュディ自身が最後のステージを味わい尽くすような楽しいステージ。
そして満を辞して最後に披露するのは、「オーバー・ザ・レインボー」。この曲は多くの方々がご存じなのではないでしょうか。ジュディが信じた、観客と繋がる愛を実感できたと信じたいですね。

完成された役作り

歌だけでなく、話し方の訛りや仕草までジュディ・ガーランドに似せるよう徹底した役作りし、その再現性からも高い評価を得ています。ジュディ本人をあまり知らない状態で見ても、役がかなり作り込まれていることを感じさせられました。
結婚式にはしゃぐ、子供らしい愛嬌のある笑顔、ステージを降り楽屋に戻って、いつ舞台に立てなくなるかと不安に苛まれる追い詰められた泣き顔など、表情豊かに演じられています。表情だけでなく、目も印象的で、これほど悲しげで物憂げな目を、演技でできるものかと、見ているこちらまで感情移入してしまいます。

「JUDY 虹の彼方に」の感想

悲しいから始まり悲しいで終わる

画像引用:「JUDY 虹の彼方に」公式サイト

実際のジュディ・ガーランドの人生を知らないままで見ていたので、いつ報われるのか、いつこの不安と苦悩から解放されるのか、と、もうそろそろ幸せにしてあげてくれ、と祈るような気持ちで見ていましたが、結局いわゆるハッピーエンドは訪れず。幸せの形は人それぞれだとは思うものの、すごく悲しげで切ない終わりでした。
実際の彼女の人生はもっと悲劇だったようなので、それを思うと余計に胸が苦しくなりますが…。

とはいえこの作品では、最高の形ではなくとも、ジュディなりに舞台に立つということに、自分なりに踏ん切りをつけられたのではないかと思える終わり方になっています。ちょっぴりビターで大人な映画に浸りたい方は、ぜひ。

喝采依存の末路

画像引用:「JUDY 虹の彼方に」公式サイト

子供時代の描写は、晩年のジュディの回想として描かれます。これがもう虐げられすぎていて、見ているこっちが救ってあげたくなるような子供時代。誕生日すらスケジュールの関係で2ヶ月前に祝われ、体型維持のため用意されたケーキは作り物、という。食べ物を味わう代わりに、薬を飲まされる日々。
最後の回想では、その頃好きだった男の子にデートに誘われて舞い上がるも、舞台に出て拍手喝采を浴びることを選ぶシーンが描かれます。どんな子供時代を過ごしたのであれ、最終的には自分で舞台を選んだことが回顧されており、違うことを選択していたらどんな人生になっていたのだろうと思ってしまいます。
拍手喝采を浴びる快感と同時に、それが得られなくなってしまったらと怯えるところが、なんだか依存症のようにも見えて、大人になるにつれ余計に抜け出せなくなってしまうジュディが見ていてツラい瞬間でした。

LGBTQへの理解者

作中で、ジュディのショーの後、出待ちしているゲイのカップルに出会うシーンがあります。ジュディはそのカップルと共に食事へ行き、ひと時を過ごします。
なんて事のないシーンで、なぜこのシーンを取り入れたのか疑問に思いましたが、描かれていた時代は1968年のこと。今ほどLGBTQなどに理解もない時代で、彼らと交流を持ち、セクシュアルマイノリティだからこそ味わった苦悩に気持ちを寄せる存在は多くなかった事と思います。
子供時代、大人たちに抑圧され虐げられていたからこそ、その苦悩に自分を重ねる部分もあったのかもしれないですね。実際にジュディ・ガーランドは今でもLGBTQの人から支持されアイコン的な存在になっているようです。

「JUDY 虹の彼方に」のVOD配信情報

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