画像引用元 「ダーク・マテリアルズⅠ/ ライラと黄金の羅針盤」公式サイト
2019年イギリスで放送されたファンタジードラマです。全部で三部作ある小説『ライラの冒険』がドラマの原作となっており、この『ダーク・マテリアルズⅠ』は第一部『黄金の羅針盤』をもとに制作されました。
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「ダーク・マテリアルズⅠ/ ライラと黄金の羅針盤」のあらすじ
画像引用元 「ダーク・マテリアルズⅠ/ ライラと黄金の羅針盤」公式サイト
このお話は、オックスフォードにあるジョーダン学生寮からはじまります。しかし…この物語の中のオックスフォードは、私たちの世界のイギリスのオックスフォードとは少し違った別の世界にあるのです。
この世界の人々はみんな『ダイモン』と呼ばれる守護霊とともに生きており、ダイモンは、その人の心・魂と密接につながっています。そのため、どちらかの命が尽きれば、人もダイモンも同時に亡くなってしまうのです。
また、ダイモンの他にも人間の言葉を話す動物も存在します。
そんな異世界の学生寮に、主人公のライラがやってきたのは、まだ彼女が赤ん坊だった頃…。ある嵐の夜、両親を事故で亡くしたライラは、叔父であり探検家のアスリエルの手によってこの学生寮に預けられたのです。
アスリエルは、学長に「この場所でこの子を守ってほしい」と伝え、ライラを託しました。
それからしばらく月日が流れ、ライラは学生寮で学長たちに見守られながら、明るくやんちゃな少女に成長。自分と同じように親を亡くしている親友・ロジャーと寮内を駆け回ったり、勉強をサボったり、イタズラをしてみたりと伸び伸びと暮らしていました。
ところが…叔父のアスリエルがこの世界に隠された秘密に気づき始めたことから、ライラの穏やかな日々は終わりを告げます。
ライラは、学長から『黄金の羅針盤』という貴重な品を手渡され…彼女のダイモン『パンタライモン(パン)』と一緒に生まれ育った学生寮を飛び出して、長く不思議な旅に出ることになるのです。
「ダーク・マテリアルズⅠ/ ライラと黄金の羅針盤」のキャスト
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ライラ・ベラクア役(ダフネ・キーン)
2005年1月4日生まれ。イギリス出身。
2014年のドラマ『The Refugees』で女優デビュー。
その後、2017年の映画『LOGAN/ローガン』では
ミュータントのローラ・キニー役を演じています。
マリサ・コールター夫⼈役(ルース・ウィルソン)
1982年1月13日生まれ。イギリス/イングランドのサリー州出身。
女優としての活動だけにとどまらず2018年のドラマ『ミセス・ウィルソン』では
主演と同時に製作総指揮も行っています。
アスリエル卿(ジェームズ・マカヴォイ)
1979年4月21日生まれ。イギリス/スコットランドのグラスゴー出身。
2005年の映画『ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女』のタムナス役で
世界的に知られる俳優となりました。
代表作は映画『X-MEN』シリーズや『ウォンテッド』など多数。
「ダーク・マテリアルズⅠ/ ライラと黄金の羅針盤」の見どころ
画像引用元 「ダーク・マテリアルズⅠ/ ライラと黄金の羅針盤」公式サイト
ライラ本人も知らない彼女の秘密
主人公のライラは両親を亡くし、叔父のアスリエルに学生寮に預けられたまま、ずっと外の世界のことも知らずに生きてきました。そんなライラが、マリサ・コールター夫⼈という女性と出会い、彼女の家で暮らすことになるのです。
コールター夫人のことも彼女の住む家も、都会的でオシャレで、ライラはすぐに気に入ります。しかし、その素敵な家での生活はライラにとって、とても窮屈なものでした。さらに、コールター夫人も、自分をイライラさせるライラに対して、次第にきつく当たるようになるのです。
そして、ライラは、コールター夫人のある秘密や裏の顔を知ってしまいます。学生寮を出た彼女が知ることになる秘密や真実はその他にもたくさんあり、中にはライラ自身に関係するものも…。
物語が進んでいくにつれ、世界の秘密だけでなく、ライラも知らなかった彼女の秘密が明かされていきます。
その秘密には意外な登場人物が予想もしなかった形で関わっていたり、複雑な事情があったり…。ファンタジー作品でありながら大人も楽しめる深い人間模様が描かれているのです。
『ダイモン』が魅力的!
この物語の世界の人々は誰もが『ダイモン』とともに生きており、常に一緒にいます。ダイモンは、もとになっている人間が思春期の頃までは、その感情や思いによって様々な生き物に姿を変えるのですが、ある時を境に姿が固定されます。
大人が持つダイモンは、姿を変えることはありません。しかし、まだ身も心も子どものライラのダイモン『パン』は、違います。白いイタチの姿でいることが多いのですが、ライラの感情によってまだら模様になったり黒くなったり、時には蛾やもっと大きな生き物に姿を変えることもあるのです!
そんなパンの七変化によって、ライラの言葉が少ない場面でも彼女の本心や感情を知ることができます。また、パンは一緒にはしゃいだり、やんちゃなライラをたしなめたり、危険な時には注意をうながしてくれることもあり、彼女の頼もしい相棒でもあるんです。
パン以外にも、登場人物の数だけ個性的なダイモンたちがたくさん登場します。ぜひ、それぞれのダイモンにも注目してみてください。
「ダーク・マテリアルズⅠ/ ライラと黄金の羅針盤」の感想
画像引用元 「ダーク・マテリアルズⅠ/ ライラと黄金の羅針盤」公式サイト
ライラの言葉は子どもにも大人にも響く!
主人公のライラは、とても活発で、こうと決めたら止まってはいられないタイプの女の子です。そんな彼女の思い切った行動が、物語を動かしていくのですが…それはもうドキドキの連続!
ダイモンのパンが「ちょっとライラ!?」と心配したり、慌てるのもよく分かります。ライラが下手なことをして命を落としたらパンだって消えてしまうので、そりゃあ気が気じゃないでしょうね…。
ですが、そんな彼女の大胆な行動やキッパリした発言には、スカッとさせられることも多いんです。
ライラは素直に「大人はどうしてこうなの!?」とあきれたり、怒ったりします。大人になると確かに、子どもには黙っていた方が都合がいいことってあるんですよね。
でもその一方で、自分が子どもの時は、そうやって大人に隠し事をされたり、なにかをごまかされたりすると、子どもながらに不満を感じていたなってことをよく覚えています。
ライラは、そんな大人たちのタブー、さらには世界のタブーにどんどん切り込んでいくんです。しかも、その切り込み方が鋭い!彼女の言葉は、子どもたちだけでなく、かつて子どもだった大人にも、強く響くものがあります。
じっくり丁寧に描かれた物語にハマる!
ご存知の方も多いかと思いますが『ライラの冒険』は、2007年に『ライラの冒険 黄金の羅針盤』として映画化され、日本でも2008年に公開されました。「その映画と今回のドラマは何が違うの?」というと、じっくり原作に沿って丁寧に物語の世界を描いているのです。
映画の方も当時の技術でアクションシーンやダイモンなどをしっかりと表現しており、ダニエル・クレイグやニコール・キッドマンなど出演者も豪華でした。一方で、やはり映画には時間の制限があるため、内容が駆け足気味になっている部分もありました。また更に悲しいことに、三部作として作られるはずだった計画が様々な理由により、とん挫してしまったのです…。
しかし、今回のドラマ作品では原作通り三部作すべてをドラマ化すると発表されています。また、映画より更に時間を使うことができ、ライラが預けられたところから学生寮での暮らしぶり、場面ごとのライラの気持ち、他の登場人物たちの心情もたっぷり描かれています。
重厚な音楽、世界観に合った衣装や小物、俳優さんたちの演技、また演出も素晴らしく、どっぷりと『ライラの冒険』の世界にハマることができますよ。
「ダーク・マテリアルズⅠ/ ライラと黄金の羅針盤」のVOD配信情報
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