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「犬に名前をつける日」のあらすじ、キャスト、感想まとめ

2022年1月30日

※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。

画像引用元 「犬に名前をつける日」公式サイト

2015年に公開された映画です。実在する動物愛護団体や施設も登場するドキュメンタリー色の強い作品となっています。主演は小林聡美さん、監督は『やっぱり猫が好き』の脚本・演出などで知られる山田あかねさんです。

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「犬に名前をつける日」のあらすじ

画像引用元 「犬に名前をつける日」公式サイト

テレビ番組のディレクターの仕事をしている久野かなみ。彼女は、愛犬のナツと一緒に暮らしていました。しかし、ある日のこと、ナツが病気にかかり、あっという間にこの世を去ってしまったのです。

ナツを失ったショックと哀しみが癒えない中、かなみは、尊敬する業界の大先輩に会いに行きます。その先輩から、犬に関係する映画を撮ってみてはどうかと背中を押され、かなみは取材を開始。今まで避けていたある場所へと向かいます。

かなみがやってきたのは、動物愛護センターでした。犬や猫を保護するだけでなく、定期的に殺処分も行っている場所です。犬好きのかなみは、今まであえて動物たちに関係する悲しい現実から目をそむけていましたが…。映画撮影をきっかけに「犬の命」と正面から向き合おうと、センターへ取材に行く覚悟を決めたのでした。

愛護センターに足を踏み入れたかなみは、無責任な飼い主のために捨てられた犬猫たち、そして、そんな動物たちを一匹でも多く救おうと活動している人達と出会います。

「犬に名前をつける日」のキャスト

画像引用元 「犬に名前をつける日」公式サイト

小林聡美(久野かなみ役)
1965年5月24日生まれ。東京都出身。
自然で、味わい深い演技が魅力のベテラン女優です。
女優のほか、エッセイストとしても知られています。
代表作は、映画『転校生』『かもめ食堂』『めがね』
ドラマ『すいか』『パンとスープと猫日和』など。

上川隆也(前田勇佑役)
1965年5月7日生まれ。東京都出身。
中国残留孤児をテーマにしたNHKドラマ『大地の子』で
主人公の陸一心役を熱演し、一気に知名度を上げました。
代表作は映画『二流小説家 -シリアリスト-』『梟の城』
ドラマ『少年たち』シリーズ『遺留捜査』シリーズなど。

青山美郷(ボランティア役)
1994年10月19日生まれ。兵庫県出身。
若手女優により演劇集団『劇団ハーベスト』の初代リーダーで
2016年6月までリーダーをつとめていました。
代表作は、映画『思春期ごっこ』『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』
ドラマ『人狼ゲーム ビーストサイド』など。

「犬に名前をつける日」の見どころ

画像引用元 「犬に名前をつける日」公式サイト

実在する動物愛護団体や施設が登場

この作品は、創作と現実の境界線が無いような作りになっていて、動物保護団体の実際の活動がそのまま撮影されています。また、支援している方々と久野かなみを演じる小林聡美さんとの会話、久野からの問いに答えるような場面もあり、保護に対して素人の視点からも理解が深められるよう工夫されていました。

『ザ・ノンフィクション』のディレクターをされていた経験のある山田さんならば、完全ドキュメンタリー映画として制作することも難なくできたと思うんです。でも、あえて完全なドキュメンタリー作品にしなかったのは『愛犬との別れを経験した人の視点で撮る』という監督の考えがあったのかなと思います。

主演に小林さんを選ばれていることにも、深いこだわりがあるんだろうなと感じました。

自然な演技

この映画で、小林聡美さんは「久野かなみ」として、また上川隆也さんは「前田勇佑」という役で出演されています。でも、お二人の様子がとても自然で、良い意味でまったく「演じている」という感じがしないんです。元夫婦という設定ですが、2人の距離感もほどよく、会話のやりとりもすごくリアル!

特に小林さんは、どの作品でも、飾らずナチュラルな演技が持ち味の女優さんですが「この映画って脚本やセリフって存在するのかな?」と思うほど、より自然で、素のまま話しているようでした。

様々なシーンで、小林さんの優しく穏やかな語りが入るのも良かったです。動物たちへの接し方もとても温かくて取り繕った感じがなく、小林さんのお人柄がにじみ出ているみたいに感じられました。

「犬に名前をつける日」の感想

画像引用元 「犬に名前をつける日」公式サイト

淡々と現実を伝えている作品

動物に関するショッキングなシーンはありますが、全体としては淡々としていて、出演している小林聡美さんと上川隆也さんの演技もとても控えめです。また、派手な演出や過激な音楽で煽るような場面もありません。

それでも、最初から最後まで、ずっと目が離せませんでした。私は飽きっぽい性格なので、映画を見ながらちょこちょこ周辺の掃除をしたり、スマホをいじってしまうことがあるのですが…。この映画は、最後までただじっと座って見入っていました。

それは、この作品に「動物たちの現実を見てほしい・分かってほしい」という映画の作り手、保護団体の方々の思いがありったけ込められていたからだと思います。見ているだけで、映画全体からそんな思いが痛いほど伝わってきました。

支援団体のスタッフの方々が「一つでも多くの命を救いたい」と強く願い行動する姿、人間と動物の間に生まれた愛や絆、離れて暮らしていてもずっとずっと忘れずに飼い主を思う犬たちの瞳の美しさに、涙をおさえられませんでした。

動物を飼うことと命の重み

映画に登場する可愛いく愛らしい動物たちの姿だけでなく、人間によって辛い経験をさせられた動物や動物愛護センターでの現実もすべて撮影されています。犬を飼った経験がある方、動物好きの方には、直視することが難しいような映像も…。

私も、過去に犬を飼っていたことがあり、無類の動物好き!というほどではないのですが、人並みに動物好きな方ですので、正直、見るのがキツいなと思う場面もありました。

ですが、この作品は犬を飼っている人、これから飼いたいと考えている動物好きの方にこそ、見ていただきたい作品なんです。

「もし飼っている途中で手放したらどんなことが起るか」「手放した結果、動物がどれだけ傷つくのか」「『こういう犬や猫が欲しい』という人間の安易な考えや希望が、どんな悲劇を生んでいるか」ということを、ほんの一部ですが知ることができます。

終盤で、悪質なブリーダーだけでなく「動物を飼う側・ペットショップで買う側にも問題がある」といった言葉が、何度も自分の中で繰り返され、特に胸に残りました。

もし、これからお家に犬猫を迎えたいとお考えの方は、ペットショップを巡るのではなく、ぜひこの映画に出てきたような「まだ名前のない動物たち」に会いに行ってみてください。きっとこの映画の主人公のように、素敵な出会いが待っていると思います。

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