画像引用元 「鬼滅の刃 遊郭編」公式サイト
吾峠呼世晴さんの大人気漫画『鬼滅の刃』のアニメ化作品です。漫画8巻からの遊郭を舞台とした物語を「遊郭編」としてアニメ化したもので、2021年12月から放送・配信が開始されました。監督は、外崎春雄さんです。
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「鬼滅の刃 遊郭編」のあらすじ
画像引用元 「鬼滅の刃 遊郭編」公式サイト
無限列車での戦いを終え、蝶屋敷で療養中だった炭治郎ですが…一人でこっそりと屋敷を抜け出します。炎柱・煉獄杏寿郎の遺言を彼の家族に伝えるため、煉獄家に向かったのです。
炭治郎は煉獄家で、酒浸りになっていた杏寿郎の父と衝突したものの、弟の千寿郎と出会い、無事遺言を伝えることができました。そして、千寿郎から杏寿郎の遺品である刀の鍔（つば）を譲り受け…炭治郎は再び、仲間とともに厳しい鬼との戦いへと身を投じることになります。
炭治郎、善逸、伊之助に与えられた新たな任務は、吉原にある遊郭での潜入捜査でした。先に潜入捜査を行っていた音柱・宇随天元の3人の妻達からの連絡が途絶えたため、今回、炭治郎達が彼女らの行方を探り、遊郭の裏で何が起こっているのかを調査することになったのです。
炭治郎達は、女装してそれぞれ別の遊郭の店に雇われ、遊女や店の者にあれこれと話を聞いたり、調べを進めていくことになります。しかし、実は彼らが調査を始める前から、既に恐ろしい鬼が遊郭に巣くっていたのです。
「鬼滅の刃 遊郭編」の声優
画像引用元 「鬼滅の刃 遊郭編」公式サイト
花江夏樹（竈門炭治郎役）
1991年6月26日生まれ。神奈川県出身。
アニメ、ゲームなど多数の作品に出演している人気声優の一人です。
代表作はアニメ『東京喰種トーキョーグール』
『四月は君の嘘』『鬼滅の刃』など。
また、海外ドラマ「アレックス・ライダー」
「ハンク ーちょっと特別なボクの日常ー」では
ともに主役の日本語吹き替えを担当しています。
鬼頭明里（竈門禰豆子役）
1994年10月16日生まれ。愛知県出身。
『鬼滅の刃』で声を担当している禰豆子は、
鬼にされてしまい言葉を発することができない状態にありますが
そんな禰豆子の感情・気持ちを唸り声だけで表現しています。
2021年の第15回声優アワードでは、助演女優賞を受賞しました。
代表作はアニメ『シャドー・ハウス』『私に天使が舞い降りた！』など。
小西克幸（宇髄天元役）
1973年4月21日生まれ。和歌山県出身。
『天元突破グレンラガン』のカミナ
『キルラキル』の黄長瀬紬といった力強い頼れる兄貴役から
アニメ『監獄学園』諸葛岳人(ガクト)のような「ござる口調」の
個性的な役や動物役までこなすベテラン声優です。
代表作はアニメ『ヘタリア』『東京喰種トーキョーグール』など。
「鬼滅の刃 遊郭編」の見どころ
画像引用元 「鬼滅の刃 遊郭編」公式サイト
鬼の妓夫太郎と堕姫
今回の「遊郭編」に登場する鬼は、一体ではなく…厄介なことに「妓夫太郎（ぎゅうたろう）」と「堕姫（だき）」という二体の兄妹鬼なんです。しかも、この鬼達は鬼の中でも特に強いとされる「上弦」の鬼。夫太郎と堕姫は、それぞれの長所を存分に生かして、炭治郎達や音柱の宇随さえも苦戦を強いられることになります。
「遊郭編」のAimerさんが歌うオープニング、エンディングでは着物の「帯」が効果的に使われていますが、堕姫は帯を攻撃に使用するんです。 また、彼女の帯は人間を捕獲・保管することもできます。
兄の妓夫太郎は頭がキレる手強い鬼で、しかも毒の血鬼術を使うという厄介な相手。
そんな妓夫太郎と堕姫の戦闘スタイル、兄妹鬼に対して炭治郎達がどのように立ち向かっていくのかが、見逃せないポイントとなっています。また、この兄妹が人間だった頃の悲しい物語、切ない兄妹愛にも最後までご注目ください。
音柱・宇随天元と彼の3人の妻達
「無限列車編」では、炎柱・ 煉獄杏寿郎が炭治郎達の手本となるような熱い戦いを見せてくれました。その続きとなる今回の「遊郭編」で登場する柱は、派手なことがとにかく大好きな「音柱・宇随天元」。
宇随が超イケメンな上に「3人も嫁がいる」と知り、善逸は怒り狂っていましたが…。実は、3人の妻である雛鶴、まきを、須磨は、宇随の「忍び時代」の過去と関係しているんです。
この「遊郭編」を見れば、彼が派手好き・女好きな変わり者ではなく、悲しい過去を持っていること、心の温かい優しい人であることが分かると思います。彼の3人の妻達も個性豊かで全員が「天元様ラブ！」という、とっても可愛い女性達ですよ。
コミカルなシーン
炎柱・煉獄との悲しい別れの余韻、遊郭で生きてきた兄妹の悲惨さ、哀しみなどが描かれる一方で、この「遊郭編」は、コミカルなシーンも見どころの一つとなっています。特に笑えるのが、炭治郎、善逸、伊之助の女装シーン！それぞれ、炭子、善子、猪子として遊郭に入り込むのですが…。やりすぎなほど塗りたくった3人の顔、無駄に張り切っている炭治郎、女性関係のことで宇随に逆ギレしてやさぐれている善逸も笑えます！
また、女装シーンの他にも宇随と妙なところで張り合う伊之助、ハイテンションで勢いよく突っ込む善逸も面白くて、最高です。
徐々にシリアスな展開になっていきますが、序盤はそんなお笑いシーンや鋭いツッコミシーンもあり、笑いながら楽しめます。
「鬼滅の刃 遊郭編」の感想
画像引用元 「鬼滅の刃 遊郭編」公式サイト
ただ戦って終わりではなく…
「遊郭編」で登場する鬼の妓夫太郎と堕姫を倒した後で、彼らが「人間だった頃」の物語が語られます。そこでは、遊郭の闇、遊郭で生きる人間達の残酷さや儚さが描かれています。
ただ鬼と戦って勝って終わり！めでたしめでたし！ではなく、どうして彼らが「鬼になる」という道を選んでしまったのか、この兄妹が人を憎み呪うような鬼となってしまったのか…。その部分を痛いほど丁寧に描き切っているというのが、やはりこの『鬼滅の刃』の作品の魅力ですね。
ケンカをし罵り合いながらも兄妹として確かに互いを思いあい、繋がっている妓夫太郎と堕姫。炭治郎と禰豆子とは対照的に「奪われる前に奪う」という生き方しか選ぶことができなかった2人の兄妹の最後には、どうしようもなく切ない気持ちになりました。
勝った後でもどこか悲しく、切なくて…そして、散っていく鬼の命の虚しさ。そんな余韻が、じんわりと残ります。
繊細で美しい映像に魅了される！
遊郭が舞台となっているだけあって、今回の「遊郭編」はオープニング、エンディングの映像もとっても豪華！特にAimerさんが歌う『残響散歌』は、疾走感があって一気に気持ちが高まります。また、その『残響散歌』が流れるオープニングでの背景の花火の演出は正に「ド派手」。煙や散り方まで、本物の花火のように美しく描かれているんです。あまりにきれいなので、何度も何度も巻き戻して見入ってしまいました！遊郭というテーマにも、祭や派手なことが大好きな音柱・宇随天元にもピッタリの演出です。
また、オープニングとエンディングだけでなく、本編の映像にも妖艶な赤い色や赤い明かりが効果的に使われていたり、遊郭内の襖に描かれた絵までとても凝っていて、隅々まで美しく仕上げられています。『鬼滅の刃』は、大好きな作品なので、この「遊郭編」部分の漫画も何度も読み返しているのですが、アニメならではの色づかいや演出、動きがあるので全く飽きないんですよね。堕姫の帯を使ったシーンも、迫力満点！
アニメを見れば「また漫画も読んでみよう」という気持ちになりますし、漫画を読めば「次はまたアニメの方を見てみよう」となって…。エンドレスで『鬼滅の刃』の魅力にハマってしまって、未だにこの深い深い『鬼滅沼』から抜け出せずにいます。
「鬼滅の刃 遊郭編」のVOD配信情報
画像引用元 「鬼滅の刃 遊郭編」公式サイト
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