画像引用元 「ジョン・ウィック」公式サイト
2014年公開、キアヌ・リーヴス主演のアクション映画です。監督は、この映画が初監督作となるチャド・スタエルスキ。クレジットはされていませんが、デビッド・リーチも共同監督として参加しています。
「ジョン・ウィック」のあらすじ
画像引用元 「ジョン・ウィック」公式サイト
愛する妻・ヘレンを病気で亡くしたジョン・ウィック。悲しみにくれる彼のもとに、一通の手紙が届きます。それは、亡くなったヘレンからのジョンへの最後の手紙でした。その手紙には、ジョンへのメッセージだけでなく、彼に子犬を贈るということが書かれていました。
ヘレンから送られたビーグル犬の子犬・デイジーとともに、妻亡き後の人生を静かに歩みはじめたジョン。しかし、そんなデイジーとの穏やかな生活は、数日で終わってしまいます。
ジョンの家に3人の男達が押し入ってきて、ジョンとデイジーを襲ったのです。ジョンはケガを負った程度で済みましたが…デイジーは、残念ながら助かりませんでした。
男達にジョンを襲わせたのは、ジョンの車を見て気に入ったヨセフ・タラソフという男。ヨセフはマフィアの息子で、彼がジョンに車を売ってほしいと声を掛けたとき、ジョンが断ったため、無理やり奪うことにしたのです。
理想の車が手に入り、ご機嫌のヨセフ。ですが…息子・ヨセフが、ジョン・ウィックを襲ったと知った父親のヴィゴ・タラソフは大激怒します。なぜなら、ジョン・ウィックは、ただの一般人ではなく、マフィアのボスも恐れるほど凄腕の元殺し屋だったからです。
「ジョン・ウィック」のキャスト
画像引用元 「ジョン・ウィック」公式サイト
キアヌ・リーヴス(ジョン・ウィック役)
1964年9月2日生まれ。レバノン出身、カナダ・トロント育ち。
映画『スピード』や『マトリックス』シリーズの主役を演じている
世界的に知られる人気俳優です。
2021年に公開された『マトリックス レザレクションズ』では
18年ぶりにトーマス・A・アンダーソン/ネオ役を演じ話題となりました。
ミカエル・ニクヴィスト(ヴィゴ・タラソフ役)
1960年11月8日生まれ。スウェーデン・ストックホルム出身。
スウェーデン版の映画『ミレニアム』で
ミカエル・ブルムクヴィスト役を演じていた俳優です。
残念ながら2017年6月27日に肺がんにより亡くなっており
彼の出演映画『ハンターキラー 潜航せよ』『クルスク』
『名もなき生涯』は、彼の死後に公開されることとなりました。
アルフィー・アレン(ヨセフ・タラソフ役)
1986年9月12日生まれ。イングランド・ロンドン出身。
人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で
シオン・グレイジョイ役を演じており
シーズン1から最終作となるシーズン6まで参加しています。
2018年の映画『ザ・プレデター』ではリンチ役
2019年の映画『ジョジョ・ラビット』ではフィンチ役を演じていました。
「ジョン・ウィック」の見どころ
画像引用元 「ジョン・ウィック」公式サイト
カンフーとガンアクションを組み合わせた『ガンフー』
この映画は、アクション映画ですが、ただのアクション作品ではありません!『カンフー』と『ガンアクション』を組み合わせた『ガンフー』を思いっきり楽しむことができる作品となっています。
キアヌ・リーヴスが演じる主人公のジョン・ウィックは、裏社会のボス達からも恐れられるほどの超一流の元殺し屋です。今回、彼から大事なものを奪ったヨセフ、そのヨセフの父親・ヴィゴは、復讐にやってくるジョンに対して何人ものプロの殺し屋を雇うのですが…。
ジョンは、差し向けられた殺し屋達を、無駄のない素早い動きと見事な銃の腕で次々に倒していきます!そんなジョンの戦闘スタイルこそが『ガンフ―』なんです!
公開時2014年のキアヌ・リーヴスは50歳だったので、撮影時は40代後半ということになるかと思うのですが、まったく年齢を感じさせないカッコよさ!渋みを増したキアヌの演技とガンフーは、必見です。
監督が、スタントマン&格闘技経験者!
実は、監督のチャド・スタエルスキは、格闘技の経験があり、映画でスタントマンもつとめていたという人なんです。
そんな彼が撮ったというだけあって、この映画はキレッキレでスカッとするような爽快感あるアクションシーンの連続で、アクションの見せ方にもこだわりを感じさせられます。音楽とアクションの組み合わせ、映像の美しさにもぜひ注目しながらご覧になってみてください。
「ジョン・ウィック」の感想
画像引用元 「ジョン・ウィック」公式サイト
無駄がなくシンプルで分かりやすい!
アクション映画でもサスペンス要素が混じっていたり、ラストに意外などんでん返しがあったりという作品もありますが、この『ジョン・ウィック』の内容は、良い意味でとってもシンプルな王道アクション映画!
ジョンには「ヨセフ達に復讐したい」という目的があり、相手のヨセフ、その父・ヴィゴは「自分達を襲ってくるジョンを倒したい」と考えているだけで、それ以上の深い事情・裏設定などはありません。そんなシンプルな筋書きでも、最後まで飽きずに楽しめる作品なんです。
物語だけでなくシーンにも無駄なところがなく、テンポよく敵を倒して前に進んでいくジョンが文句なしでカッコ良い!そのアクションの見せ方も単調ではなく、常に違った動きがあって飽きません。
この作品の場合、ヨセフら敵側が完全に悪いので、相手が倒されてしまうシーンでも小難しいことを考える必要がなく、ただただ「爽快!」に感じました。
年を重ねたキアヌ・リーヴスの魅力!
内容のシンプルさ、アクションの見せ方のこだわりや、カッコよさはもちろんのこと、やっぱり主役のキアヌ・リーヴスに強い魅力と存在感があるんですよね。ヒゲに長髪、妻を亡くした哀愁漂う感じもすごく合っていましたし、影のある男というところが正にハマり役!
若い頃のキアヌ・リーヴスは、今とはまた違った正統派の美男子で、きれいめな雰囲気があり、女性人気の高い俳優という一面もありました。
ですが、この『ジョン・ウィック』では、プライベートでの見た目に近く、ヒゲありの自然なスタイルで出演しています。
年を重ねてより深みが増した表情、雰囲気。変に作り込まず、ありのままの姿でジョン・ウィックを演じているというのが印象的で、若い頃より更に魅力が強くなったように感じました。
また、愛犬家としても知られる彼。残念ながら、ストーリー上、犬と触れ合うシーンはそこまで盛りだくさん!という感じではないのですが…。短いシーンでも、犬を大事に思っている彼の思いが伝わってきて、微笑ましく感じられました。
「ジョン・ウィック」のVOD配信情報
画像引用元 「ジョン・ウィック」公式サイト
この作品は、U-NEXT(ユーネクスト)、Netflix(ネットフリックス)、Hulu(フールー)にて定額料で視聴することができます。
AmazonPrimeVideo(アマゾンプライムビデオ)、TSUTAYA TV(ツタヤティービー)でも視聴することは可能ですが、AmazonPrimeVideoはレンタル視聴、TSUTAYA TVではレンタル・ポイント視聴となっています。