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映画「マイ・インターン」のあらすじ、感想、キャストまとめ

2022年5月13日

※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。

画像引用元 「マイ・インターン」公式サイト

2015年公開のアメリカ映画で、ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイという豪華なダブル主演作品です。映画『ホリデイ』『恋するベーカリー』の監督で知られるナンシー・マイヤーズが監督・脚本・製作をつとめています。

「マイ・インターン」のあらすじ

画像引用元 「マイ・インターン」公式サイト

3年半前に妻を亡くした70歳のベン・ウィテカー。彼は、長年勤めた印刷会社を定年退職しており、時間や仕事に追われることのない穏やかな毎日を送っていました。しかし…穏やかながらも単調な日々に、どこか虚しさを感じるようになっていたのです。「このまま人生を終わらせたくない」という気持ちが、ベンの心の中にくすぶっていました。

そんなある日のこと、ベンは、洋服の通販会社が65歳以上のインターンを募集していることを知ります。その応募方法は、動画サイトに自己PR動画をアップロードするというものでした。パソコンやインターネットに疎いベンは初っ端から苦労しますが、孫に教えてもらいながらなんとか動画の撮影、アップロードに成功します。そして、面接も切り抜け、無事採用されることに!しかも社長の直属の部下として働くことになったのです。

しかし、女性社長のジュールズ・オースティンは、70歳という高齢のベンの採用に良い顔をしませんでした。ジュールズはベンに仕事を与えず、彼はやることもなく、会社の中で浮いた存在となってしまいます。

それでもベンはそんな冷遇にへこたれることなく、社内や社員の様子をよく観察し、自分から仕事を探し始めるのです。

「マイ・インターン」のキャスト

画像引用元 「マイ・インターン」公式サイト

ロバート・デ・ニーロ(ベン・ウィテカー役)
1943年8月17日生まれ。アメリカ合衆国・ニューヨーク州出身。
映画『ゴッドファーザー PART II』のドン・ヴィトー・コルレオーネ役
『タクシードライバー』トラヴィス・ビックル役などで知られる
ベテラン俳優です。『レイジング・ブル』では第52回アカデミー賞
主演男優賞を受賞しています。

アン・ハサウェイ(ジュールズ・オースティン役)
1982年11月12日生まれ。アメリカ合衆国・ニューヨーク州出身。
映画『プリティ・プリンセス』『プラダを着た悪魔』
『魔女がいっぱい』など多くの作品で主役を演じている人気女優です。
ファンティーヌ役を演じた映画『レ・ミゼラブル』では
アカデミー賞助演女優賞をはじめとした5つの賞を受賞しました。

レネ・ルッソ(フィオナ役)
1954年2月17日生まれ。アメリカ合衆国・カリフォルニア州出身。
映画『マイティ・ソー』でアスガルドの王妃であり
主人公の母親・フリッガを演じていた女優です。
『リーサル・ウェポン3』ローナ・コール役で広く知られるようになり
続編の『リーサル・ウェポン4』にも同じ役で出演しています。

「マイ・インターン」の見どころ

画像引用元 「マイ・インターン」公式サイト

ロバート・デ・ニーロ演じるベン

『ゴッドファーザー PART II』のドン・ヴィトー・コルレオーネ役や『アンタッチャブル』のアル・カポネ役など、マフィアやギャングのボス役というイメージの強いロバート・デ・ニーロ。そんな彼が、この『マイ・インターン』では、落ち着いていて誠実で紳士的なベンという高齢男性をとっても魅力的に演じています。

自分よりずっと年下の社員や社長にも偉そうな態度をとらず、辛い思いをしている相手を見れば紳士的な態度とユーモアある言葉で元気づけ、励ます。その様子が、押し付けがましくなく、とても自然であったかいんです。

仕事や家庭のこと、人間関係で悩みを抱えている人は、ベンの言葉や優しさが特に良く沁みると思います。

ジュールズの抱える悩みとファッション

この映画の主役は、ベンだけではありません。アン・ハサウェイ演じる社長・ジュールズも、この作品の主役です。

ファッション関係の仕事で成功していて、更に夫と子どもいるというジュールズは、外から見れば完璧な人生を歩んでいるように見えます。しかし、実は夫婦関係に問題があり…。また、仕事の面でも、会社が大きくなったからこその悩みを持っていたのです。

そういった働く女性ならではの悩みがあるジュールズが、どのように自分の問題に立ち向かっていくのか。ベンとの関わりの中で、ジュールズの考え方・生き方が変わっていくところが、この作品の大きな見どころの一つとなっています。

また、彼女のファッションにも注目!ジュールズのお仕事ファッションは、シンプルながら色の使い方、アイテムの組み合わせ方がオシャレで、見ているだけで気持ちが上がりますよ。

「マイ・インターン」の感想

画像引用元 「マイ・インターン」公式サイト

クスっと笑えるハートウォーミング映画

気負わず見られるコメディ調の作品ながら、女性の社会進出と家庭の問題、高齢者の生きがい、仕事をする意味・やりがいなど、深いテーマに向き合っていると感じました。一つ一つのテーマは、ちょっと重めのように見えるのですが…。それらのテーマに対するこの映画なりの答えは重すぎず、温かに優しく語られているので、落ち込んでいる時にも無理なく見られます。

寒い日に飲むホットココアのように、ベンの言葉やほんわかとした優しい表情が、胸にじんわりしみるんです。この映画は、これまでにも何度か見ていますが、見る度に「一家に一人、職場に一人、ベンみたいな人がいてくれたらな~」なんてことを思ってしまいます。

ファッション業界関係の作品でスタイリッシュさも勿論あるのですが、オシャレさだけでなく、人と人の関係を丁寧に描いているところが、この作品の一番の魅力。温かな関係が築かれていく様子、言葉のやりとり、それぞれの登場人物の笑顔が心に残る映画です。

「仕事」をする意味

この映画は主人公のベンとジュールズが魅力的で、見終わった時、見始めた時より元気になっている自分に気づかされます。

ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイというキャスティングも絶妙で、2人を見ているだけでも「自分も仕事頑張ろう!」「なにか新しいことを初めてみたいな」という前向きな気持ちになれるんです。

また、一度定年退職して仕事から離れたことのあるベン、バリバリ働いている最中のジュールズという2つの面から「仕事」というものを描くことで、より多くの人が自然と共感しやすい内容になっています。

特にベンの方は、職場の若い社員に良い影響を与えるだけでなく、自分も柔軟に若い人達から学ぶ姿勢があり、正に社会人のお手本のような存在。会社・職場というのは様々な年代の人が一緒に働くことが多いので、それだけにトラブルや行き違いも起こりやすいものですが…。年代問わず、みんながベンのような謙虚な気持ちで働くことができたら、もっと仕事が楽しくなったり、良い環境の職場が増えていくんじゃないかなと思いました。

多くの人がベンのように「仕事は人生を豊かにするもの」として考えられるようになれたら素敵ですよね。

「マイ・インターン」のVOD配信情報

この作品は、U-NEXT(ユーネクスト)、Hulu(フールー)、Netflix(ネットフリックス)、AmazonPrimeVideo(アマゾンプライムビデオ)にて定額料で視聴することができます。

dTV(ディーティービー)、TSUTAYA TV(ツタヤティービー)でも視聴は可能ですが、dTVではレンタル視聴、TSUTAYA TVではポイント視聴となっています。

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