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映画「花束みたいな恋をした」の配信情報、あらすじ、感想まとめ

2022年3月9日

※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。

画像引用元 「花束みたいな恋をした」公式サイト

2021年に公開された映画です。脚本は『 大豆田とわ子と三人の元夫 』の脚本で知られる坂本裕二さん。監督は『オレンジデイズ』『逃げるは恥だが役に立つ』といった人気ドラマ作品を手がけてきた土井裕泰さんです。

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「花束みたいな恋をした」のあらすじ

画像引用元 「花束みたいな恋をした」公式サイト

大学生の山音麦と八谷絹。2人は、たまたま終電を逃したことで出会い、話をする内にお互いの好きな本やお笑い芸人、興味があることなどがとても似ていることに気づきます。

初対面にも関わらず意気投合した2人は、居酒屋で話をした後、麦の家へ。そこで麦が制作した「ガスタンク」をひたすら記録しただけという変わった映像作品を見て、朝までのんびりと一緒に過ごしたのです。

2人が惹かれ合うまでに、それほど多くの時間は要しませんでした。間もなく交際が始まり、絹は一人暮らしをしている麦の家に入りびたるようになります。

大学卒業後もお互いの思いは変わらず、2人は本格的に同棲をスタート。絹はアイスクリーム屋でバイトをして、麦はフリーターをしながら絵を描き、仲良く暮らし始めました。しかし、時間とともに環境が変化し、2人の関係やそれぞれの生き方に対する意識にも、すれ違いが生じるようになり…。

「花束みたいな恋をした」のキャスト

画像引用元 「花束みたいな恋をした」公式サイト

菅田将暉(山音麦役)
1993年2月21日生まれ。大阪府出身。
若手俳優の中でも特に人気、注目度が高く
新作に出演する度、大きな話題となっています。
俳優業の他にも歌唱力を生かし、歌手活動も行っており
2019年には紅白歌合戦にも歌手として出演しました。
代表作は、ドラマ『ミステリと言う勿れ』(久能整役)『MIU404』(久住役)
映画『糸』(高橋漣役)『帝一の國』(赤場帝一役)など。

有村架純(八谷絹役)
1993年2月13日生まれ。兵庫県出身。
おっとりした笑顔を見せる女性役から
実写映画『3月のライオン』の幸田香子のような激しく感情を露にする役まで
若手女優ながら演技の幅が広いことで知られています。
代表作は、ドラマ『いつか恋を思い出してきっと泣いてしまう』(杉原音役)
『中学聖日記』(末永聖役)映画『フォルトゥナの瞳』(桐生葵役)など。

清原果耶(羽田凛役)
2002年1月30日生まれ。大阪府出身。
落ち着いた雰囲気で実際の年齢よりも大人びて見え、演技力も高く評価されています。
第34回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞では、助演女優賞を最年少で受賞。
順調に主演作品も増えておりNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』に続き
TBSドラマ『ファイトソング』でも主役を演じています。
代表作は、ドラマ『透明なゆりかご』(青田アオイ役)『螢草 菜々の剣』(菜々役)
映画『まともじゃないのは君も一緒』(秋本香住役)
『護られなかった者たちへ』(円山幹子役)など。

「花束みたいな恋をした」の見どころ

画像引用元 「花束みたいな恋をした」公式サイト

脚本家・坂本裕二さんの紡ぐ言葉

坂本裕二さんは、2021年大きな話題となったテレビドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』や『カルテット』などの脚本で知られる脚本家です。

一度、坂本さんが脚本を担当した作品を見たことのある方ならお分かりになるかと思うのですが、とても独特なセリフで、言葉選びも少し変わっています。その脚本に合わせて演じる俳優さんたちも、他の作品に出演している時とは違った口調で、坂本さんの脚本作品らしい口調に変わるのです。

この作品でも主役の麦と絹の口からポンポンとテンポよく次々に言葉が飛び出すのですが、その言葉のひとつひとつに意外性があります。また、思いがけず「はっ」とさせられたり「ドキン!」とさせられるような鋭い言葉が混ざっていることも。

麦と絹の恋愛を通して「仕事をしながらどのように生きていくか」「結婚する理由」「結婚と恋愛の違い」「恋はいつか終わってしまうのか?」といったテーマに切り込んでいます。

若者の恋愛と人生の選択

麦と絹は、運命的に出会い、恋をします。2人の出会いも、付き合って仲を深めていく過程も微笑ましく、ずっと見ていたい!と思うほど、平和でほのぼのとした関係。ですが…リアルな恋愛と同じで、この映画の主役・麦と絹も、学生時代のまま、変わらないままではいられないんです。

仕事をはじめたことで将来の夢が変わっていったり、相手の気持ちが見えなくなって独りよがりになってしまったり…。自分の生き方、好きなもの、思い描く未来が、時間の経過や環境の変化によって変わっていきます。

そんな恋愛の儚さ・切なさを強めに描いている、甘さ控えめのラブストーリーです。

2人の恋愛模様とともに、それぞれの人生の選択とそれに伴う心情も濃く丁寧に描かれているので、今時の若者を描いた人間ドラマとしても面白く、楽しめるものとなっています。

「花束みたいな恋をした」の感想

画像引用元 「花束みたいな恋をした」公式サイト

麦と絹に感じる不思議な愛しさと親しみ

淡い恋のはじまりから、長く一緒にいることで変わっていく麦と絹の関係を、菅田将暉さんと有村架純さんが、とても丁寧に、自然に演じていました。

お互いの気持ちが盛り上がっていて「好き!」だけで、何もかもが全てうまくいっていた頃のピュアな2人。「一緒にいる意味って?」「私達って結婚する…の?」といった微妙な関係にまで至ってしまった2人。

どちらの2人も見ていて「身近にいたら、とっても面倒くさい人達!」のはずなのに、なぜか愛おしく感じてしまうのは、多分、かつての自分に麦と絹に似たところがあったからかな、と思います。また、そんな面倒なはずの2人にこんなにも愛しさと親しみを感じるのは、菅田さんと有村さんが丁寧に2人に寄り添って演じているからでしょうね。主役の麦と絹の青臭さと純粋さが眩しく、またどこか懐かしくも感じられます。

ラストで、2人がした選択については、意見が分かれるところかなと思いますが…。私は、リアルさと爽やかさがあって、あのラストで良かったと思っています。見終わった後も、時間をあけてから見たい、またいつか麦と絹に会いたいなという気持ちになりました。

恋愛の甘さも苦さも味わえる

恋愛の甘い部分だけ、苦く切ない部分だけでなく、その両方を描いているので、余計に後半の切なさが引き立って感じられました。実際の恋愛もそうですよね。甘いところだけじゃないし、苦くて痛いところばっかりでもない。そういったバランスの良い描き方が、この映画のリアルさを生んでいるのかなと思いました。

坂元さん脚本の作品って、どこかファンタジーっぽい雰囲気が含まれているのに、非現実的ではなく、いつもきっちりと「現実」を描いています。この作品では、特にそんな坂元さんの生み出す物語の良いところが出ていて、味わい深さがありました。

10代後半、または麦達のような学生時代をすごした経験のある大人の方には、より深いところに刺さる作品だろうなと思います。

坂元さん作品好きの方はもちろん、普段は恋愛ものが苦手、若手俳優主演の恋愛ものはあまり見ないという方にも、この作品はぜひ見ていただきたいです。

「花束みたいな恋をした」のVOD配信情報

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