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「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のあらすじやキャスト、感想、まとめ

2021年8月14日

※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。

画像引用元 「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」公式サイト

アニメ映画「この世界の片隅に」に追加シーンを加えた長編作品です。戦時下であっても自分の世界を守り、家族とともに明日を生きていこうとする主人公達の日常を優しいタッチと温かな色使いで丁寧に描いています。

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「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のあらすじ

画像引用元 「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」公式サイト

広島の江波で暮らす主人公の浦野すずは、おっとりしたマイペースな性格で、絵を描いたり空想をするのが好きな少女です。

戦時下にありながらも、家族とともに穏やかにつつましく生活していたすずですが…ある時、浦野家にすずを嫁にという話が舞い込んできます。

気づけば、すずも18歳。もういつ結婚してもおかしくない年になっていたのです。

その縁談を受け入れたすずは、同じ県内の呉に引っ越すことに。苗字も浦野から北條に変わり、軍艦が行き来する港町で、夫の周作、その両親と同居生活をはじめます

家事や畑仕事、地域の付き合いなどで慌ただしい毎日を送りつつも、優しい義両親に受け入れられ、次第に呉での生活に慣れていくすず。

突然、嫁ぎ先から帰ってきた性格のきつい義理の姉・径子もおっとりした自分のペースに巻き込み、径子の娘ともすぐに打ちとけ2人で遊んだり、仲良く出歩くようになります。

しかし、戦況は徐々に悪化していき…すずも、周りの人々もいよいよ本格的に戦争に巻き込まれ、今までのように平和な生活をすることが難しくなっていくのです。そんな中、思わぬ形で夫の過去の秘密も知ることになり…。

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のキャスト

画像引用元 「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」公式サイト

北條(旧姓・浦野)すず役(のん)
1993年7月13日生まれ。兵庫県出身。
朝ドラ『あまちゃん』での天野アキ役で日本中に知られるようになりました。
現在では、音楽活動や映画制作などにも積極的に取り組んでいます。

北條周作役(細谷佳正)
1982年2月10日生まれ。広島県出身。
過去に2回声優アワード助演男優賞を受賞しており、主にアニメの声優として知られていますが
映画の吹き替えやナレーションの仕事もこなしています。

黒村径子役(尾身美詞)
1984年5月30日生まれ。東京都出身。
劇団青年座に所属している劇団員。
舞台での仕事の他、映画の吹き替えやバラエティー番組に出演することもあります。

白木リン役(岩井七世)
1989年4月23日生まれ。神奈川県出身。
10代の頃は、てれび戦士として『天才てれびくんシリーズ』に出演していました。
映画、ドラマだけでなく舞台にも数多く出演しています。

より濃密に「この世界の片隅に」の世界を描く

画像引用元 「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」公式サイト

前作より内容も時間もボリュームアップ!

今作は、前作の映画より39分長い168分の長尺版作品となっています。

実は前作の映画は、原作のマンガには存在していても、監督の考えによってあえてカットされたセリフや場面があったそうなのです。実際、原作のマンガを読んでから映画を観た方の中には「あれっ?」と思った方もいるのではないでしょうか。

しかし、今作では新たな追加シーンやカットが多数あり、原作にはない言葉も盛り込まれているんです。

そのため、何度も前作の映画を観たという熱いファンでも、あきずに楽しむことができるようになっています。

もちろん、初めて『この世界の片隅に』作品に触れる方が観ても一切問題ありません!

むしろ、登場人物それぞれの心情や関係性が前作の映画に比べてより丁寧に描かれているので、前作よりもこちらの作品を観た方が作品の世界に入り込みやすくおすすめです。

ある女性と主人公との関係

「りん」という女性について、原作ではしっかりと描かれておりすずとの偶然の出会いから関係を深める場面、すずの夫との過去のつながりについても語られています。

ですが、前作の映画ではこの3人の関係や2人の過去のことは、さらっと触れたのみでクローズアップはされていなかったのです。

今作では、3人の今の立場、過去のりんと周作のエピソード、過去を知らされたすずの心の葛藤といったものが、さらに細かに描かれています。

主軸は戦争ではなく「登場する人々」

画像引用元 「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」公式サイト

戦争が普通の生活に忍び寄る現実

『この世界の(さらにいくつも)片隅に』は、自分の世界を持ったおっとりしたすずの日常に、戦争という暗く恐ろしい影がじわじわと忍び寄っていくという物語です。

のんびりと絵を描く時間やゆっくり空想する時間を奪われ、さらに大事なものまで戦争によって奪われていく切なさ…。

それでも、これ以上なにも奪われまいと愛する人たちとともに寄り添い生きていくすずの芯の強さに、気づくと涙があふれていました。

すず達のなにげない日常が温かく生き生きと描かれているからこそ、戦争の悲惨さ、悲しさ、虚しさが余計に際立って感じられます。

「りん」の存在

今作では、りんが、すずと周作に関わることによって、すずの生々しい感情・表情がさらに引き出されることになりました。

すずの周作に対する愛情、愛しているからこそ深く悩み、葛藤する姿に自分を重ね共感する人も多いのではないでしょうか。

このりんとのエピソードが追加されたことで、すずというキャラクターをより身近に感じられるようになったと感じました。

また、すずだけではなくりんについても、彼女のこれまで生きてきた背景が見えたことで、さらに彼女に対して好感を持ったり、ファンになる方は多いのでは?

すずとりんの2人が、それぞれ同じ時代に生まれ同じ時代を生きながらも、女性として対照的な人生を歩んでいる姿に、複雑な気持ちにもさせられるのですが…。どちらも、自分の居場所で一生懸命に生き抜く姿には心を揺さぶられました。

戦争映画は苦手…という方にこそ!

年上の知人とこの映画について話をしていた時「気になっているけど戦争映画はちょっと苦手で…」ということを言われたことがあります。

ですが、ほんわかとした優しい色使いと、すずや登場人物達の人柄にひかれ、戦争映画であっても最後まで観ることができたと、後になって話してくれました。

空襲のシーンなどは、やはりほのぼの…とはいきません。しかし、この映画は「戦争だけ」が描かれた作品ではないのです。

家族とすごすシーンのほんわかした雰囲気やちょっとしたセリフ、おっとりしたすずの行動や言葉には思わずクスっとさせられる場面もいくつもあります。

戦時中でも私たちと同じように友達や大事な人がいて、家族を愛し、当たり前の日常を送っていた人達のこと。すずや彼女の家族のような人達が、本当に当時の日本に存在したかもしれないということ…。

難しく深く考えなくても、そんなことをふと考えるだけでもいいんです。

戦争というものの恐ろしさ、虚しさ、戦争はどうしていけないのか、人間から何を奪っていくのか…。

その理由や言葉ではうまく説明しきれないこともこの映画は説教臭くなく、ごく自然に伝えてくれます。

戦争を扱った映画だからといって変に力を入れずに、ただ観るというだけでも得るもの・教えられることがある映画です。

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