画像引用元 「アンナチュラル」公式サイト
2018年に放送された法医解剖医が主役のドラマです。脚本を担当するのはドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や『MIU404』で知られる野木亜紀子さん。米津玄師さんの歌う『Lemon』が主題歌となっています。
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「アンナチュラル」のあらすじ
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法医解剖医の三澄ミコト。彼女が、公益財団法人のUDIラボで働くようになって4か月…同じ法医解剖医の口が悪く短気な中堂とは、馬が合わずあまりうまくいっていませんでしたが、同僚の臨床検査技師・東海林や所長の神倉らとは良い関係で、忙しくも充実した毎日をすごしていました。
そんなある日のこと、UDIラボに新しいメンバーが仲間入りします。新メンバーの名前は、九部六郎。彼は三浪してまで医大に入学した割には、医学に対して熱意のない学生でした。
仕事内容がキツイ上に万年人手不足で、しかも給料が安い中、アルバイトに来た六郎をラボのメンバーは歓迎するのですが…。実は、彼にはある事情があって、このラボにやってきたのです。
しかし、そんな六郎の裏事情を知らないミコトたちは、彼を可愛がり、ラボの仲間として認めていくようになります。
父親に言われるまま医学部に入り、医者になることにもさほど興味がなかった六郎も、そんなラボメンバーの温かさ、ミコトの「人の死」に対する思いや「死の原因」を究明したいと熱心に目の前の遺体と向き合う姿勢に影響を受け、次第に変わっていくのです。
そうしてミコト、ラボのメンバーが日々様々な人の死に向き合い続ける中…8年前のある殺人事件が再び動き出します。
「アンナチュラル」のキャスト紹介
画像引用元 「アンナチュラル」公式サイト
石原さとみ(三澄ミコト役)
1986年12月24日生まれ。東京都出身。
2003年のドラマ『きみはペット』がドラマ初出演作品となっています。
映画『シン・ゴジラ』にはアメリカ合衆国大統領の特使
カヨコ・アン・パタースン役で出演。
その演技が評価され第40回日本アカデミー賞では助演女優賞を受賞しました。
井浦新(中堂系役)
1974年9月15日生まれ。東京都出身。
代表作は映画『ピンポン』『空気人形』
ドラマ『チェイス〜国税査察官〜』『リッチマン、プアウーマン』など多数。
俳優以外にも芸術活動を行っており
2012~2013年に箱根の『彫刻の森美術館』で
写真展を開いたこともあります。
窪田正孝(久部六郎役)
1988年8月6日生まれ。神奈川県出身。
『Yahoo!検索大賞 2015』で最も検索数が多かった俳優となり
俳優部門賞を受賞。
その後、映画『東京喰種トーキョーグール』
ドラマ『僕たちがやりました』
『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』など
多くの作品で主演を演じています。
「過去の事件」がこのドラマのポイントに!
画像引用元 「アンナチュラル」公式サイト
ミコトの過去
石原さとみさん演じる主人公の三澄ミコト。前向きで明るいだけでなく、亡くなった人、傷ついた人の心に寄り添うことのできる優しさを持った女性です。そんな彼女だからこそ、窪田正孝さん演じる六郎は、彼女に惹かれていくのですが…。
実は、彼女はある事件によって一度、家族を亡くしているんです。この事件の詳細がドラマ内で語られることで、よりミコトの魅力が伝わり、彼女の持つ強さと優しさ、そして少し人と距離をとろうとする理由が理解できるようになっています。
また、別の家で暮らしていながら彼女が「お母さん」と呼ぶ母親の存在や、ミコトのことを「姉ちゃん」と呼ぶ彼女の弟との関係も、ミコトという女性を知る上で重要なポイントになっているんです。
このドラマは、運ばれてくる遺体の死の謎を究明するというミステリー的な楽しみ方ができます。しかし、それだけではなく、同時にミコトをはじめ登場人物たちの心と過去を掘り下げ、家族のあり方、人と人との繋がりを描く温かな人間ドラマとしての一面も持ち合わせているんです。
8年前の事件と中堂の関係
また、ミコトに関係する過去の事件だけでなく、このドラマでは井浦新さん演じる中堂の関わる事件が、物語全体に大きく絡んできます。
中堂は、過去に最愛の恋人を亡くしているのです。亡くしたといっても、彼女は事故で亡くなったわけではなく、何者かに殺害されたのです。彼は、一時期その犯人として警察や周囲から疑われたことも…。
そして、恋人を殺した犯人は見つかっておらず…彼が、今も密かに犯人の手掛かりを追っているということが、次第に分かってきます。
そんな中堂の恋人の死の真相究明、犯人を追うことが中盤から終盤にかけてのテーマになっているんです。ミコトやラボのメンバー、竜星涼さん演じる葬儀屋の木林がどのように関わっていくのかに注目してみてください。
ミコトが彼の過去や本心に触れる度、切ない思いにかられることも少なくありませんが…見ているこちら側にも中堂の本来の性格や魅力が伝わってきて、より彼のことを好きになれるはずですよ。
「アンナチュラル」の感想
画像引用元 「アンナチュラル」公式サイト
ラボメンバーたちの掛け合いが心地よい
このドラマはミコトとラボのメンバーとの掛け合いが自然で楽しく、本当に仲の良い仕事仲間!という感じで、見ていて気持ちが良いです。ただ仲良しなだけではなく、真剣なシーンではちゃんと意見をぶつけ合ったり、反論できるのも、すごく良い関係だなと思いました。
悲しい事故や辛い現実が突き付けられる回もありますが…。そんな悲しい話や場面の後でも、ラボの全員が誠意をもって「人の死」に寄り添っている姿を見たり、登場人物たちの人柄の良さに触れ、見終わった後は毎回切なさを感じつつも胸が温かくなります。
サッパリした女の友情が素敵!
ラボメンバーの中でも特に、ミコトと東海林は一緒にいるシーンが多く、また「このコンビが好き!」というドラマファンも少なくありません。仲良くしつつも「あくまで仕事上の関係」と言って、ちょっとドライなところもあるミコトと東海林ですが、そんなサッパリした関係がツボでした!
態度や口に出さなくても、お互いのことをちゃんと理解しているので、ベタベタする必要もないし、あえて「親友」だと確認する必要もないんですよね。
女性同士の「親友」となると…常に連絡を取り合い、お互いのことをなんでも知っていてこそ友達!っていう描かれ方をすることもありますが、ミコトと東海林みたいな関係の方がリアリティがありますよね。それに、2人みたいにお互いの過去や気持ちで知らない部分があっても、あえて距離を置いて見守ったり、さりげなく寄り添うことができる関係ってすごく素敵です。
2人の友情にクローズアップしたエピソードもあるのですが「ただの仕事仲間」と言いつつ、いざとなればお互いのために必死になるところを見て、それもまた2人らしいなと、微笑ましく思いました。
野木亜紀子さんが描くリアルなドラマ
野木亜紀子さんが脚本を担当されているドラマでは、リアルな社会問題を描かれることが多くあります。このドラマでは、社会問題とともに「犯罪」や「犯人」に対抗する人々の戦いが鮮烈に描かれており、中でも第5話の夫の行動には、衝撃を受けました。
あの場面で、ああいった描き方をするのは、日本のドラマでは珍しいことだと思います。でも、あのシーンにはリアリティがありました。善悪、良い悪いの問題ではなく、大事な人を亡くした人の怒りというのは、本来ああいうものだと思うのです。
過激に思える演出も、セリフも、人目をひくためのパフォーマンスではなく「描く必要があるから描いている」「必要だから盛り込んでいる」という強い思いを感じました。
人が起こした非情で残酷な問題、人間のどす黒い部分を扱いながらも、一方で人の温かさや強さ、優しさを信じている。決して絶望だけで終わらせないという点も、野木亜紀子さんの書かれた『アンナチュラル』の最大の魅力であり持ち味です。
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